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『BRUTUS』台湾特集、なぜ人気?—— 西田善太『BRUTUS』編集長 ✕ エッセイスト・一青妙対談

野嶋 剛【Profile】

[2018.04.22]

情報誌『BRUTUS』の台湾特集号の増補改訂版が3月15日に出版され、再び大きな話題を呼んでいる。昨年7月に発売された台湾特集号は完売店が続出するほど異例の大ヒットとなり、台湾政府からの台湾観光貢献賞も受賞した。さらに増ページした増補改訂版では、新たに震災に遭った花蓮などの情報も加えている。台湾で大きな賛否両論の議論を呼んだ台南・国華街の表紙は、今度は夜の景色となって再登場している。『BRUTUS』西田善太編集長と、台南市親善大使でnippon.comコラムニストの一青妙氏が対談し、『BRUTUS』台湾特集の全てを語り尽くした。

8万部の台湾特集号は完売

一青妙 情報誌『BRUTUS』が今回、台湾特集の増補改訂版を出されることは、改めて、台湾でもとても話題になっています。昨年の台湾特集号は、内容の良さに加えて、台南の国華街を扱った表紙について、台湾で賛否両論の議論も起きました。国華街のような雑多で人情味あふれる部分も、台湾にとっては重要な魅力であるということを伝える原稿を私もnippon.comに書きました。西田善太編集長に伺いますが、今回、どのような理由で、台湾特集号の増補改訂版を出されることになったのでしょうか。

西田善太 『BRUTUS』は隔週発売です。2週間で次の特集が発売されるので月刊誌やムックと違って、あまり増刷はしません。ただ、台湾特集号はとてもうまくいって、予想を超えて売れたので、8万部刷った台湾特集号は完売し、すぐ品切れになってしまいました。今ネットの古本で定価約800円が1300円や1500円ぐらいで売られています。これだけ世の中に読みたいという需要があると、ムック(増補改訂版)として出すのがぼくらのやり方です。スタッフがぜひ企画を足したいということだったので、もともとの台北、台中、台南、台東、高雄に加え、太魯閣・花蓮・墾丁などを取材した20ページを足して、全体もアップデートし、特集の分量的には、最初の号に比べて大体3割増になっています。増補改訂版は5万部印刷しています。

最初の号もそうですが、本の中のQRコードによってスマホで地図が見られるように凸版印刷と組んで作っており、かなり使えるガイドになっていると思います。

『BRUTUS』編集部で対談を行う(撮影:野嶋 剛)

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  • [2018.04.22]

ニッポンドットコム・シニアエディター。ジャーナリスト。1968年生まれ。上智大学新聞学科卒。在学中に、香港中文大学、台湾師範大学に留学する。1992年、朝日新聞入社。入社後は、中国アモイ大学に留学。シンガポール支局長、台北支局長、国際編集部次長等を歴任。「朝日新聞中文網」立ち上げ人兼元編集長。2016年4月からフリーに。現代中華圏に関する政治や文化に関する報道だけでなく、歴史問題での徹底した取材で知られる。著書に『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『故宮物語』(勉誠出版)等。オフィシャルウェブサイト:野嶋 剛

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