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シリーズ 福島、元気です!
「福島、元気です!」特集を私たちが始める理由

野嶋 剛【Profile】

[2018.03.03]

30本近い原稿による「福島、元気です!」をスタートする理由は、現在の「福島」を理解し、思考する素材にアクセスできる情報プラットホームの提供にある。

nippon.comでは、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が起きた2011年3月11日から7年が経過した今年の3月11日を控える中、本日より、30本近くの原稿による大型特集「福島、元気です!」をスタートする。

この特集を始める最大の理由は、「福島」という問題を理解し、思考する素材にアクセスできる情報のプラットホームを提供したいからだ。

福島第一原発では、人類史上未曽有の放射能災害が起きた。このことは、私たち日本人が背負った巨大な十字架であり、福島の人々は特に大きな苦しみの中にある。福島第一原発に残された放射能汚染物質の処理は終わっておらず、福島第一原発をどのように廃炉まで持っていくのか、日本人はまだ技術的な解決方法を見つけていない。福島の課題は事故後7年が経過しようとしているにもかかわらず、解決というには程遠い状態で、原発周辺の12市町村に対する避難指示は今もなお解除されていない。これが現実である。

福島第一原発の事故による放射能汚染が、日本と国境を接する世界の人々に与えた恐怖の大きさを、日本人は想像しなくてはならない。そこには、科学的な数値だけでは計れない心理的恐怖も含まれている。この点については、日本は世界各国に迷惑をかけた立場であり、大変申し訳なく思っている。

  • [2018.03.03]

ニッポンドットコム・シニアエディター。ジャーナリスト。1968年生まれ。上智大学新聞学科卒。在学中に、香港中文大学、台湾師範大学に留学する。1992年、朝日新聞入社。入社後は、中国アモイ大学に留学。シンガポール支局長、台北支局長、国際編集部次長等を歴任。「朝日新聞中文網」立ち上げ人兼元編集長。2016年4月からフリーに。現代中華圏に関する政治や文化に関する報道だけでなく、歴史問題での徹底した取材で知られる。著書に『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『故宮物語』(勉誠出版)等。オフィシャルウェブサイト:野嶋 剛

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