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百度・訪日中国人観光客の旅行実態調査

経済・ビジネス

訪日中国人観光客の旅行実態調査によると、その目的は「観光名所に行く」が76%で最多、「料理・食事」、「買い物」が続く。このうち広東省在住者は「料理・食事」目的が5割と特徴的だった。

観光76%、料理・食事と買い物が4割弱で続く―訪日中国人観光客の旅行目的

中国の検索エンジン最大手の日本法人バイドゥ株式会社(本社東京、英語名:Baidu Japan Inc.)は2月、訪日中国人観光客の旅行実態に関するアンケート調査結果を公表した。2017年12月22~29日、過去1年以内に日本に旅行した18歳以上の中国人2,810人を対象に調査した。

近年日本を訪れる外国人旅行者の4分の1を中国人が占めているが、同社調査によると、彼らの訪日旅行の目的(複数選択可)は「観光名所に行く」が76%で最多、次に「日本の料理・食事を味わう」(39%)、「買い物」(38%)が続く。

広東省在住者は「料理・食事」目的が5割

現在の居住地別にみると、特徴が鮮明なのは広東省在住者。同省には「食は広州にあり」という言葉で知られる広州があり、中華民族の中でも食を重視することで知られる。それだけに「料理・食事」が約5割と上海、北京との違いが際立っている。逆に「自然風景の体験」と「日本文化の体験」には関心が薄い。また、北京在住者は他に比べ「料理・食事」との回答が少なく、上海在住者はすべての分野で高い関心を示している。

「買い物」女性に多く、関西では4割

また、目的として「買い物」を挙げる旅行者は女性に多く、1地域のみを訪問した場合の地域別では関西で「買い物」が約4割を占め、関西における買い物熱を数値的に裏付けている。

1地域のみ訪問した旅行者を地域別にみると、訪問者数が最大の北海道では文化や食を目的とする者が他地域に比べ少ない。また、同2位の関東では観光名所、食など全般的に関心が高いなど訪問先別の個性がうかがえる。(各地域別の特徴は「表その3」を参照)

中国人観光客の訪日旅行の実態・目的(その1、性別)

観光名所に行く 日本の料理・食事を味わう 買い物 自然風景の体験 日本文化の体験 その他
対象人数
全体 2810 76.1 39.0 38.1 32.4 27.3 0.2~8.0
性別 男性 1403 75.0 35.9 34.8 32.7 27.6 0.3~8.3
女性 1407 77.2 42.0 41.4 32.1 27.0 0.1~7.8

中国人観光客の訪日旅行の実態・目的(その2、居住地別)

観光名所に行く 日本の料理・食事を味わう 買い物 自然風景の体験 日本文化の体験 その他
対象人数
全体 2810 76.1 39.0 38.1 32.4 27.3 0.2~8.0
居住地 上海 400 77.0 42.0 40.8 33.5 31.3 2.0~8.0
北京 401 76.1 37.9 41.4 35.4 30.7 0.7~8.7
広東 403 73.7 48.9 40.7 28.8 24.6 0.7~6.7

中国人観光客の訪日旅行の実態・目的(その3、旅行先別)

観光名所に行く 日本の料理・食事を味わう 買い物 自然風景の体験 日本文化の体験 その他
旅行先1地域のみ 北海道地方 77.7 26.2 29.2 23.4 15.3 0.3~4.7
東北地方 64.5 20.4 24.7 21.5 20.4 1.1~9.7
関東地方 76.8 36.6 32.3 27.4 26.2 1.2~4.9
中部地方 69.7 23.7 25.0 31.6 18.4 1.3~3.9
関西地方 76.9 34.6 42.3 27.7 30.8 0.8~5.4
中国地方 75.8 24.2 30.3 15.2 27.3 3~0
四国地方 40.0 40.0 20.0 40.0 40.0 -
九州地方 78.3 33.3 37.7 21.7 26.1 1.4~5.8
沖縄地方 66.7 25.0 33.3 25.0 16.7 8.3~0

百度ジャパンのプレスリリースから編集部作成
赤は各選択項目の中で相対的に数値が低い
黄は各選択項目の中で相対的に数値が高い

相対的な特徴(編集部)

北海道地方 訪問者多い。食と文化が低い。
東北地方 特に食、買い物、自然が低い。
関東地方 訪問者多い。全体に高い。
中部地方 食と文化が低い。
関西地方 買い物が特に多い。
中国地方 食と自然が低い。
四国地方 食と自然高く、観光と買い物低い。
九州地方 自然が低い。
沖縄地方 食と文化が低い。

旅行手配については、「すべて個別」が39%で最も多いが団体・ツアー旅行(32%)、パッケージ旅行(28%)も3割前後と3者がきっ抗している。予約方法は中国の旅行専門サイト「携程(Ctrip)」が半数以上を占め2位以下を30ポイント以上引き離している。

バナー写真=プレスリリースから

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