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大学・院など修了後4分の3が日本に残る—留学生の就職・進学状況
[2018.05.21]

外国人留学生の進路状況調査によると、日本の大学、大学院、専修学校等を卒業・修了した外国人留学生はほぼ4分の3が就職、進学などで日本国内にとどまる。残り23.5%が出身国・地域、2.0%がその他地域へ出国。ただ博士課程修了者はほぼ半数が出身国に戻る。

日本学生支援機構(JASSO)が2月に公表した「外国人留学生進路状況・学位授与状況調査結果」によると、平成28年度(2016年4月~17年3月)中に大学、大学院、専修学校等を卒業・修了した外国人留学生(日本語教育機関を除く)はほぼ4分の3が就職、進学などの理由で日本国内にとどまった。残り23.5%が出身国・地域、2.0%がその他地域にそれぞれ出国している。

このうち高等教育機関の状況をみると、短大・高専は卒業後の日本への残留率が80%を超えるが大学・大学院(修士課程)はそれぞれ7割以下など、卒業・修了後の進路は留学先の機関によってさまざま。特に博士課程修了者はほぼ半数が出身国・地域に帰り日本に残る者は5割を下回っており、他の教育段階との違いが目につく。

外国人留学生の在学段階別の進路状況(日本国内のみ)

学種 就職 進学 その他
博士課程 19.4 1.8 24.3 45.5
修士課程 34.2 16.6 11.3 62.2
専門職
学位課程
34.4 6.0 11.8 52.3
大学(学部) 41.8 17.2 9.2 68.2
短期大学 49.2 25.2 7.3 81.7
高等専門学校 10.2 77.1 1.2 88.6
専修学校
(専門課程)
28.0 43.8 15.3 87.1
準備教育課程 5.0% 81.9 1.0 87.8
計( 上段は人数、下段は構成比) 14,493 14,268 5,918 34,679
31.1 30.6 12.7 74.5

単位%(網かけ欄は人数)、※「その他」は進学・就職の準備など
「外国人留学生進路状況・学位授与状況調査結果」から編集部作成

6割は日本での就職希望

一方、別のJASSO調査(「私費外国人留学生生活実態調査」、2016年9月公表)によると、日本での就職を希望する留学生は全体の6割強に上り、本国での就職希望は2割にとどまる。

卒業後の進路希望

日本において 出身国において 日本・出身国以外において
進学 就職 起業 進学 就職・起業 進学 就職・起業
2016年 50.4 63.6 10.8 5.3 20.0 5.9 5.8
2014年 45.2 65.0 8.7 3.4 26.4 5.7 4.0
2012年 49.6 52.2 4.2 27.8 8.5 7.2

注:複数回答のため各年の合計は100%を超える。
「私費外国人留学生生活実態調査」から編集部作成

他方、大学等への進学を目的とする日本語学校などへの留学生は約8割が日本国内での進学を実現している。残りは何らかの理由で出身国へ帰国(11.5%)するか、日本で就職(5.5%)している。

バナー写真:東京大学で記念撮影する留学志望者ら(編集部)

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