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人口あたりのキリスト教信者比率は西日本で高め : 2017年度宗教統計調査
[2018.05.24]

文化庁の宗教統計調査によると、日本にいるキリスト教信者数は約191万人。人口当たりの信者数は、日本にキリスト教が伝わった地である九州地方など西日本が高くなっている。

文化庁の宗教統計調査(2017年度版)によると、2016年12月31日時点の日本のキリスト教信者の数は191万4196人だった。実数では、東京都の85万6646人、神奈川県の30万4358人で全体の約6割を占めた。

人口1万人あたりの信者数で比べると、東京都628.2人に続き、長崎県476.4人が2位となっている。上位15位までを見ると、2府10県が西日本の自治体だ。首都である東京や、開国で国際貿易港が開かれ外国人居留地が設けられた横浜(神奈川県)は別格だが、日本のキリスト教信者の比率は西日本で高めになっている。

人口1万人当たりの信者数(人)

1 東京 628.2
2 長崎 476.4
3 神奈川 322.8
4 沖縄 206.8
5 兵庫 111.7
6 熊本 97.9
7 京都 93.0
8 福岡 91.0
9 鹿児島 86.6
10 北海道 86.0
11 大阪 83.2
12 広島 77.9
13 山口 70.4
14 和歌山 66.1
15 岡山 65.1

2017年度宗教統計調査(文化庁)、2016年人口動態統計(厚生労働省)のデータをもとに編集部作成
網掛けは西日本の自治体

日本にキリスト教を伝えたイエズス会のフランシスコ・ザビエルは1549年、現在の鹿児島県から日本に上陸し、当時の都だった京都を目指した。宣教開始の地である九州地方では、キリスト教に入信し、洗礼を受けた「キリシタン大名」が誕生、宣教師たちは大名の保護を受けて布教活動を進めた。その後、キリスト教は禁教とされたが、長崎県や熊本県天草地方は、江戸幕府がキリスト教を弾圧するようになってからも密かに信仰を続けた「隠れキリシタン」の地として知られる。

単純に信者数の実数で比べると大都市を抱える自治体が上位となるが、人口比でみると、日本でのキリスト教の歴史が透けてみえてくる。(宗教統計調査は、宗教団体の報告に基づいて信者数をとりまとめている。)

バナー写真 : 長崎市にある大浦天主堂。1865年建立の日本に現存する最古のキリスト教建造物(時事通信フォト)

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