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成田空港開港40年 : 発着数・旅客数伸びたが、競争も激化

経済・ビジネス

成田空港が2018年5月で開業40周年を迎えた。航空機発着数も旅客数も開業当時と比べると大きく伸びたが、東京からのアクセスの悪さに加え、激しい反対運動で滑走路の増設に時間を要したことから、アジアの主要空港との戦いでは苦戦を強いられている。

成田空港は2018年5月、1978年の開港から40周年の節目を迎えた。2017年の旅客数は前年比4%増の4069万人と初めて4000万人を突破した。開業の年は約半年分の実績しかないため、1979年と2017年とを比べると、航空機発着数は国際線3.3倍、国内線9倍、旅客数は4.5倍と大きく成長している。とはいえ、羽田空港やアジア諸国の主要空港との競争が激化する中、苦しい戦いを強いられている。

成田空港は滑走路1本で開港、1986年に2本目の滑走路を建設する工事がスタートしたものの、激しい反対運動で土地買収は難航を極めた。2本目の滑走路は開港から24年後の2002年に2180メートルで暫定運用開始、その後、2009年に2500メートルに延伸された。

しかし、韓国の仁川空港、シンガポールのチャンギ空港、中国の上海浦東などが相次いで機能を強化し、アジアのハブ空港としての存在感を高めている。国内でも、東京へのアクセスがいい羽田空港が2010年に4本目滑走路の運用を開始し、国内専用空港から国際空港へと脱皮しつつある。

こうした中、成田は2015年4月に格安航空会社(LCC)専用の第3旅客ビルを開業させるなど、新たな需要の取り込みに力を入れている。

バナー写真 : 2015年4月に運用開始となった成田空港第3旅客ターミナル(時事通信フォト)

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