留学先都市ランキング、東京が2位—英調査会社
社会
英国の調査会社が発表した2018年の『最も良い留学先都市ランキング』で、東京が躍進し過去最高の第2位にランクインした。就労事情、多様かつ治安のよい住環境などが評価された。
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英国の調査会社クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds 、QS)が発表した2018年の『最も良い留学先都市ランキング(QS Best Student Cities Ranking)』で、東京が過去最高の第2位にランクインした。前回の7位から躍進した。1位はUniversity College London, Imperial College Londonなど著名大学の立地を評価されたロンドン。
順位 | (前年) | 都市名 | (英語表記) |
---|---|---|---|
1 | (3) | ロンドン | London |
2 | (7) | 東京 | Tokyo |
3 | (5) | メルボルン | Melbourne |
4 | (1) | モントリオール | Montreal |
5 | (2) | パリ | Paris |
6 | (9) | ミュンヘン | Munich |
7 | (6) | ベルリン | Berlin |
8 | (15) | チューリヒ | Zurich |
9 | (13) | シドニー | Sydney |
10 | (4) | ソウル | Seoul |
QSの発表を基に編集部作成
同ランキングは学生の回答、治安、就職関係など6指標を総合評価しており、東京が評価された理由として、1)インターンシップを含む就労事情、2)現地に溶け込んだ生活も可能という多様かつ治安のよい住環境、3)国際水準にある大学13校の存在-などを挙げている。
他の日本の都市は京都・大阪・神戸をまとめた「関西圏」が19位(前年17位)、名古屋が92位(同100位圏外)だった。
アジア圏ではソウルが4位から10位に下落。香港(12位←前年11位)、シンガポール(15位←同14位)、台北(20位←同21位)はほぼ前年並みだった。中国は北京(26位←同30位)が上昇する一方、上海(29位←同25位)、南京(88位←同80位)が順位を落とすなどまちまちだった。
なお教育、就職環境などで国際的な評価の高い米国の都市ではボストン(13位)、ニューヨーク(18位)がベストテン圏外にとどまったが、同社はマイナス評価の要因として学費、生活費の高さを指摘している。
バナー写真:東京スカイツリー(東京)