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もう1人ほしいけれど、金銭的に厳しい—民間調査 : 子育て負担は母親に偏る
[2018.06.26]

少子化が進む日本だが、0~1歳児を育てている親の約7割が「子どもをもっとほしい」と考えていることが民間の調査で分かった。「ほしいけれど難しい」理由として、「子育てにお金がかかる」を挙げた人が8割。さらに、子育て負担が母親に偏っていることも明らかになった。

0~1歳児を育てている親の約7割が「子どもをもっとほしい」と考えていることが民間の調査で明らかになった。2017年の出生数は1899年の統計開始以来、最も少ない94.6万人となり、少子化は一段と進んでいる。子どもはほしいのに、少子化が進む理由はどこにあるのだろうか。

調査はベネッセ教育総合研究所と東大・発達保育実践政策学センターが全国の0~1歳児を子育て中の約3000世帯を対象に実施した。母親の74.1%、父親の68.8%が「子どもをもっとほしい」と考えているものの、母親の28.6%、父親の22.3%は「もっとほしいが難しい」と回答した。

「難しい」理由を選択肢の中から複数回答で選んでもらったところ、「お金がかかるから」が父親・母親ともに80%を超えた。

「お金がかかる」を選んだ人を世帯年収別にみると、「400万円以下」では90%を超えており、「800万円以上」の世帯でも68.2%に達した。公立の義務教育は無償だが、習い事や私立学校への進学など「よりよい教育を受けさせたい」との思いから教育への投資がかさむ現実がうかがえる。

「子どもと一緒に過ごす時間」について聞いたところ、母親は休日も約8割が「10時間以上」であるのに対して、「10時間以上」の父親は25%にも満たない。「子どもをもっとほしいが難しい」理由として、母親が「身体的な負担」「仕事との両立」を上げていることと合わせて考えると、子育ての負担が母親に偏っていることが考えられそうだ。

また、子育て環境についての質問では、「子育てと仕事を両立しやすい」「子育てに寛容な社会の雰囲気がある」と答えた母親はそれぞれ9.3%と18.3%と厳しい評価だった。

バナー写真 : PIXTA

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