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混雑率1位はメトロ東西線=東京圏11路線だけ180%超-国交省
[2018.07.27]

鉄道の混雑状況に関する国土交通省の調査によると、東京圏の11路線がピーク時の目標とされる180%をクリアすることができなかった。最悪は東京メトロ東西線の199%。三大都市圏の平均混雑率は東京163%に対し大阪125%、名古屋131%だった。

国土交通省が7月17日公表した「全国の鉄道主要区間の混雑率」調査(2017年度)によると、東京圏の鉄道路線のうち11路線がピーク時における混雑緩和の目標とされる混雑率180%を上回り、中でも最悪の東京メトロ東西線は199%で「体が触れ合い相当圧迫感がある」とされる状態(同200%)にほぼ達していた。

混雑率はその路線で最も混み合う時間帯1時間における混雑度合いの平均値。同省は100%を乗客全員が席に座り、つり革などにつかまることができる「定員乗車」、180%を「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める状態」としている。

今回180%を超えたのはこのほか、総武線や横須賀線、南武線、東海道線などJR東日本の8路線と日暮里・舎人ライナー、東京急行電鉄の田園都市線。

混雑率180%を超える11路線(すべて東京圏)

路線名 運行会社 混雑率(%)
東西線 東京メトロ 199
総武線(各駅停車) JR東日本 197
横須賀線 JR東日本 196
南武線 JR東日本 189
東海道線 JR東日本 187
日暮里・舎人ライナー 東京都交通局 187
京浜東北線 JR東日本 186
埼京線 JR東日本 185
田園都市線 東急 185
中央線(快速) JR東日本 184
総武線(快速) JR東日本 181

国土交通省のデータを基に編集部作成

一方、三大都市圏の主要区間における平均混雑率は、東京圏(31区間)の163%に対し大阪圏(20区間)が125%、名古屋圏(8区間)が131%だった。大阪圏、名古屋圏の混雑緩和が一定の段階まで進んでいるのに対して、東京圏だけが30ポイント以上引き離した高い水準にある。

これまで、増便など輸送力の増強によって、大阪と名古屋は1980年代後半、東京は2000年代前半から同率が180%を下回った。その後、09年には大阪が130%割れ、名古屋は12年以降130%台前半で推移しており全国的にみると一定の混雑緩和が進んだ。しかし、東京は首都圏が大きな広がりを持ち1990年代以降も人口流入が続いていることなどから、00年代前半に170%台前半まで下げた後は低下ペースが鈍り、11年からは160%台前半でおおむね横ばい状態にある。

バナー写真:東京メトロ東西線の茅場町駅、東京都中央区(時事)

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