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3年生存率71%、がんサバイバーは増えている! : 胃がん・大腸がん、ステージ1は95%超
[2018.09.14]

国立がん研究センターが初めて公表したがんと診断された人の3年後の生存率は71.3%だった。早期発見ならば、生存率はさらに高まる。

国立がん研究センターが集計した2011年にがんと診断された人の「3年生存率」は71.3%だった。全国の「がん診療連携拠点病院」など268施設の30万6381件を対象に分析した。がんの種類別では、前立腺がん99.0%、乳がん95.2%、子宮体がん85.5%などが高かった一方で、治療が難しいとされるすい臓がんは15.1%と他の部位のがんと比べて、極端に低かった。同時に公表した08~09年にがんと診断された人の「5年生存率」は65.8%だった。

がんの3年と5年生存率

3年生存率 5年生存率
前立腺がん 99.0 98.4
乳がん 95.2 92.7
子宮体がん 85.5 82.5
子宮頚がん 78.8 75.6
大腸がん 78.1 72.9
胃がん 74.3 71.1
ぼうこうがん 73.5 70.9
肝臓がん 53.6 39.6
食道がん 52.0 43.7
肺がん 49.4 40.0
すい臓がん 15.1 10.0
全体 71.3 65.8

国立がん研究センターの公表資料を基に編集部作成

かつて、がんは「不治の病」と考えられていた。しかし、画像診断装置の進化で早期発見の確率で高まり、がん細胞の遺伝子を特定して攻撃する分子標的薬の誕生など、治療法も日々、進歩している。「がんサバイバー」は確実に増えている。

主ながんの「ステージ別3年生存率」を見ると、早い段階で発見するほど、生存率が高くなるのは共通の傾向だ。乳がんの場合、ステージ1期100%、2期98%と極めて高い。胃がんや肺がんはステージが進むごとに落ち込みが大きい。

同センターはこれまで診断データを基に5年生存率を報告してきたが、新しい治療法や新薬の効果を迅速に把握し、今後のがん対策に活用できるよう、3年生存率を初めて公表した。

 

バナー写真 : PIXTA

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