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Apple足踏み、シャープ復調:2018年第2四半期の国内携帯シェア

経済・ビジネス 社会

2018年第2四半期のメーカー別携帯電出荷台数、Appleのシェアトップは変わらないが、シャープの復調が目立つ。

IT分野専門の調査会社IDCジャパン(東京)の調査によると、2018年2四半期(4~6月)の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比0.9%増の717万台となり、ほぼ横ばいだった。

メーカー別のシェアはAppleが34.0%(244万台)でトップを維持したものの、第1四半期の48.8%からは大きくシェアを落とした。シェア2位は、主力機種に加えて、格安携帯向けのSIMフリーモデルAQUOS sense plusなどが好調だったシャープが14.8%(106万台)だった。以下、ソニーが12.0%(86.3万台)、京セラ8.7%(62.8万台)、富士通8.6%(61.9万台)と続いた。

シャープは、2017年第2四半期はシェアを6.6%まで落とし、5位に甘んじていたが、その後、急激にシェアを回復し、2018年の第1、第2四半期はソニーを抜いて2位となっている。

従来型携帯電話(ガラケー)は、機能を限定したキッズ向けモデル11.5万台のみで、通常使用向けのガラケーの出荷は第1四半期に続いてゼロだった。

2017年通年の出荷台数は前年比4.6%増の3409万台で2年連続のプラスとなった。3409万台のうち98.1%の3343万台がスマートフォンだった。

バナー写真 : PIXTA

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