第4次安倍改造内閣の顔ぶれ

安倍晋三首相は10月2日、内閣改造を行った。菅義偉内閣官房長官、麻生太郎財務相、世耕弘成経済産業相ら政権の土台となる6人を留任させる一方で当選回数を重ねながら、これまで入閣の機会がなかった「待機組」を一気に入閣させたことから、初入閣が12人及んだ。女性は地方創生担当相の片山さつき氏1人。

内閣の顔ぶれは以下の通り。年齢は2018年10月2日時点。「・」以下に主な経歴などを表示。

【内閣総理大臣】

安倍晋三(あべ しんぞう 64歳 / 自民党 / 衆 / 当選9回)

• 党幹事長、官房長官。2018年の9月末で通算の首相在任日数は2471日（歴代5位）

【副総理】【財務】【金融担当】

麻生太郎(あそう たろう 78歳 / 自民党 / 衆 / 当選13回) =留任

• 総務相、外相、首相歴任。第2次安倍内閣発足時（12年12月）から副総理、財務相

【総務】

石田真敏(いしだ まさとし 66歳 / 自民党 / 衆 / 当選7回) =初入閣

• 和歌山県議、海南市長

【法務】

山下貴司（やました たかし 53歳 / 自民党 / 衆 / 当選3回）=初入閣

• 元東京地検特捜部検事、総務大臣政務官。総裁選で安倍首相と争った石破派からの唯一の入閣

【外務】

河野太郎(こうの たろう 55歳 / 自民党 / 衆 / 当選8回) =留任

• 行革担当相、国家公安委員長。17年8月外相就任後、50カ国・地域以上を訪問

【文部科学】

柴山昌彦(しばやま まさひこ 52歳 / 自民党 / 衆 / 当選6回) =初入閣

• 第2次安倍内閣発足以降、首相補佐官や党総裁特別補佐を歴任

【厚生労働】

根本匠(ねもと たくみ 67歳 / 自民党 / 衆 / 当選8回) =再入閣

• 旧・建設省（現・国土交通省）出身。第2次安倍内閣で復興担当相

【農林水産】

吉川貴盛(よしかわ たかもり 67歳 / 自民党 / 衆 / 当選6回) =初入閣

• 衆院議員秘書、北海道議

【経済産業】

世耕弘成(せこう ひろしげ 55歳 / 自民党 / 参 / 当選4回) =留任

• NTT出身。第2次安倍内閣で官房副長官、16年8月から経済産業相

【国土交通】

石井啓一(いしい けいいち 60歳 / 公明党 / 衆 / 当選9回) =留任

• 旧・建設省（現・国土交通省）出身。15年10月から国土交通相
• 小泉純一郎内閣では北側一雄氏、第1次安倍内閣では冬柴鐵三氏（故人）、第2次安倍内閣では太田昭宏氏が国土交通相を務めており、連立与党公明党の「指定席」となっている。

【環境】

原田義昭(はらだ よしあき 74歳　/ 自民党 / 衆 / 当選8回) =初入閣

• 旧・通産省（現・経済産業省）出身

【防衛】

岩屋毅(いわや たけし 61歳 / 自民党 / 衆 / 当選8回 ) =初入閣

• 衆議院議員秘書、大分県議、防衛政務官、自民党安全保障調査会長など歴任

【内閣官房長官】【沖縄基地負担軽減担当】【拉致問題担当】

菅義偉(すが よしひで 69歳 / 自民党 / 衆 / 当選8回) =留任

• 第1次安倍内閣総務相、第2次安倍内閣発足時から官房長官。官房長官としての在任日数は歴代トップ

【国家公安委員長】

山本順三(やまもと じゅんぞう63歳 / 自民党 / 参 / 当選3回) =初入閣

• 愛媛県議、参院議院運営委員長

【復興担当】

渡辺博道(わたなべ ひろみち 68歳 / 自民党 / 衆 / 当選7回 ) =初入閣

• 千葉県議、経済産業副大臣

【科学技術担当】【IT担当】

平井卓也(ひらい たくや 60歳 / 自民党 / 衆 / 当選7回) =初入閣

• 広告代理店勤務、地方テレビ局社長、自民党広報本部長

【沖縄北方】【1億総活躍】

宮腰光寛(みやこし みつひろ 67歳 / 自民党 / 衆 / 当選8回) =初入閣

• 富山県議、農水副大臣、衆院農水委員長

【経済再生担当】

茂木敏充(もてぎ としみつ62歳 / 自民党 / 衆 / 当選9回) =留任

• 科学技術担当相、金融担当相、経済産業相、17年8月から経済再生担当相

【地方創生】【女性活躍】

片山さつき(かたやま さつき 59歳 / 自民党 / 参 / 当選衆院1回、参院2回) =初入閣

• 財務省出身、当時の小泉純一郎首相に請われ05年衆院選に出馬。後に、参院にくら替え

【五輪・パラリンピック担当】

桜田義孝(さくらだ よしたか 68歳 / 自民党 / 衆 / 当選7回 ) =初入閣

• 柏市議、千葉県議