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「超富裕層」人口、東京、大阪がトップ10入り : 世界一は香港
[2018.10.03]

米調査会社が公表した保有資産3000万ドル以上の超富裕層の人が多い都市のトップ10に東京と大阪が入った。

米調査会社ウェルス-X(Wealth-X)が2018年9月3日公表した「世界の超富裕層年次報告書」(World Ultra Wealth Report )によると、17年の保有資産3000万ドルを上回る世界の「超富裕層」人口は経済成長や株価上昇などを受けて前年比12.9%増の25万5810人となった。これら「超富裕層」の総保有資産は31兆5000億ドルを上回った。国・地域別では日本が米国に次ぐ2位、都市別では日本から東京と大阪の2都市がトップ10入りした。

報告書によれば、これまでの北米に代わってアジア地域でより多くの大富豪が誕生している。中国経済の着実な成長により同地域の超富裕層人口は、2桁台の伸びを記録したが、米国は1桁台の伸びにとどまっている。

都市別にみると、香港が前年比31%増の約1万人と初めてニューヨーク(約8900人)を抜き世界最多となった。3位は東京の約6800人。東京は香港、ニューヨークと同様に国際金融ハブとしての地位を生かし、また国内の超金融緩和政策もあって12%増を達成した。欧州のトップは5位のパリ(約4000人)だった。

「超富裕層」人口の上位10都市(2017年)

順位 都市名 人数(人) 前年比(%)
1 香港 10,010 31.0
2 ニューヨーク 8,865 7.0
3 東京 6,785 11.9
4 ロサンゼルス 5,250 8.6
5 パリ 3,950 17.3
6 ロンドン 3,830 10.1
7 シカゴ 3,255 7.1
8 サンフランシスコ 2,820 10.6
9 ワシントンD.C. 2,735 7.7
10 大阪 2,730 11.7

黄色欄はアジア
「Wealth-X World Ultra Wealth Report」から編集部作成

国・地域別でみると、日本は人数ベースでは1万7915人と米国に次ぐ第2位をキープした。ただ、総保有資産を人数で割った「超富裕層の一人当たり平均資産額」は、10カ国・地域の中で最低だった。同報告では、「円安ドル高などにより人口、金額ともそのパフォーマンスは平均を下回った」としている。アベノミクスの超金融緩和政策により一応の成長がもたらされたが、保有資産を強化したのは株式投資(日経平均は年間約19%の伸び)からの収益だったという。

「超富裕層」人口の上位10カ国・地域(2017年)

順位 国・地域名 人数(人) 総保有資産(10億ドル)
1 米国 79,595 9,845
2 日本 17,915 1,685
3 中国 16,875 2,421
4 ドイツ 15,080 1,815
5 カナダ 10,840 1,153
6 フランス 10,120 1,077
7 香港 10,010 1,295
8 英国 9,370 1,035
9 スイス 6,400 877
10 イタリア 5,960 692

黄色欄はアジア
「Wealth-X World Ultra Wealth Report」から編集部作成

バナー写真 : PIXTA

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