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羽田の強さは圧倒的:国内空港&航空路線ランキング

経済・ビジネス

2017年度の国内空港の旅客数ランキングでは羽田が8568万人と2位の成田を大きく引き離して1位だった。

国土交通省の航空輸送統計年報によると、2017年度の国内の空港別乗降客数は羽田が8567万9637人で、2位の成田に倍以上の差をつけて圧倒的な1位だった。羽田は乗降客の8割にあたる6856万人が国内線。国際線の旅客数は1712万人で、成田(3150万人)、関西(2181万人)に次ぐ第3位だった。

2017年度空港別乗降客数(国内線と国際線の合計)

空港 旅客数(万人)
1 羽田 8568
2 成田 3896
3 関西 2871
4 福岡 2398
5 新千歳 2309
6 那覇 2116
7 伊丹 1568
8 中部 1152
9 鹿児島 569
10 仙台 344

国土交通省のデータを基に編集部作成

日本には非公共用や自衛隊と民間の共用空港なども含めて101の飛行場があるが、年間の旅客数が1000万人を超えたのは8位の中部空港まで。年間100万人を超えているのは31位の山口宇部空港までだった。

一方、路線別利用者数ランキングでは、羽田―新千歳の904万5348人、羽田―福岡の853万8677人の2路線が群を抜いて多かった。両路線は6時台から1時間あたり平均3-4便の頻度で発着しており、利便性の高さからビジネス需要も着実に取り込んでいる。さらに、成田―新千歳(182万人)、成田―福岡(115万人)を加えると、東京圏と新千歳、東京圏と福岡の航空旅客はそれぞれ1000万人レベルに達する。 路線別で見ても、国内空港としての羽田の強さは圧倒的だ。トップ10までの8路線が羽田線だった。

国内線路線旅客数ランキング

路線 旅客数(万人)
1 羽田―新千歳 905
2 羽田―福岡 854
3 羽田ー那覇 580
4 羽田ー伊丹 545
5 羽田―鹿児島 240
6 羽田―熊本 197
7 福岡―那覇 192
8 羽田―広島 189
9 成田―新千歳 182
10 羽田―長崎 173

国土交通省のデータを基に編集部作成

バナー写真 : PIXTA

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