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「魅力的な都道府県」は10年連続北海道がトップ:市区町村では函館が1位

社会

地域ブランド調査、都道府県では北海道がトップ、市区町村では函館市や札幌市がトップ10入り。北海道の強さが目立つ。

民間調査会社ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2018」で、全国で最も魅力的な都道府県は北海道だった。北海道は都道府県を調査対象とした09年から10年連続で1位。また、「観光意欲度」「(地域産品の)食品想起率」「海・山・川・湖などの自然が豊か」などでも10年連続の1位となっている。

2位の京都府は「居住意欲度」(2位)「観光意欲度」(2位)のほか、歴史に関連するイメージで高い評価を得たという。10位には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録が決まった長崎県が食い込んだ。ただ、北海道と京都府の強さは圧倒的で、10位の長崎県と2位の京都府はほぼダブルスコアとなっている。トップ5は3年連続で順位に変動がなかった。一方、都道府県で魅力度最下位は6年連続で茨城県だった。

都道府県の魅力度ランキング

順位 都道府県 魅力度
1(1) 北海道 59.7
2(2) 京都府 52.2
3(3) 東京都 41.9
4(4) 沖縄県 41.2
5(5) 神奈川県 36.7
6(6) 奈良県 32.6
7(7) 大阪府 31.8
8(8) 福岡県 28.1
9(9) 長野県 26.4
10(11) 長崎県 26.3

出所 : 第13回「地域ブランド調査2018」
順位欄の()書きは2017年のもの

市区町村の魅力度では函館市(北海道)が2年ぶり5度目の1位に返り咲いた。函館市は「観光意欲度」でも1位、「産品購入意欲度」で2位だった。函館市のほか、札幌市、小樽市、富良野市と北海道の自治体4市がトップ10に入っており、ブランド力の高さを見せつけた。

市区町村魅力度ランキング

1(2) 函館市 50.0
2(1) 京都市 48.1
3(3) 札幌市 46.8
4(4) 小樽市 45.5
5(7) 神戸市 41.5
6(6) 横浜市 40.7
7(9) 富良野市 39.9
8(5) 鎌倉市 39.7
9(8) 金沢市 39.3
10(11) 仙台市 35.0

出所 : 第13回「地域ブランド調査2018」
順位欄の()書きは2017年のもの。 北海道内の自治体をカラー表示した

地域ブランド調査は2006年から毎年実施。全国の1000市区町村と47都道府県について、認知度、観光意欲、居住意欲、地域資源評価などを質問し、3万人の回答を集計、数値化している。

バナー写真:函館の赤レンガ倉庫の夜景(PIXTA)

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