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村上春樹さん70歳に : ノーベル文学賞の有力候補として毎年話題に

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世界的なベストセラー作家・村上春樹さんの代表作や主な受賞歴をまとめた。

日本を代表する作家であり、作品が世界50カ国語以上に翻訳されている村上春樹さんが、2019年1月12日、70歳の誕生日を迎える。ノーベル文学賞の有力候補としても、毎年、話題に上る村上さんのこれまでの代表作や主な受賞歴などをまとめた。

1949 京都市で生まれる
1975 早稲田大学第一文学部映画演劇科卒業
1979 『風の歌を聴け』が、第22回「群像」新人文学賞受賞、同誌で作家デビュー
『風の歌を聴け』は第81回芥川賞の候補にもなるが、受賞を逃す
1980 『1973年のピンボール』が第83回芥川賞の候補になるが、受賞は逃す
1981 初の翻訳書、スコット・フィッツジェラルド著『マイ・ロスト・シティー』刊行
1982 『羊をめぐる冒険』で第4回野間文芸新人賞受賞
1985 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』が第21回谷崎潤一郎賞受賞
1987 『ノルウェイの森』刊行。同作品は2009年、上下巻で1000万部を突破
1996 『ねじまき鳥クロニクル』が第47回読売文学賞受賞
2003 JDサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』を翻訳
2006 『Blind Willow,Sleeping Woman(めくらやなぎと眠る女)』でフランク・オコナー国際短編賞(アイルランド)、フランツ・カフカ賞(チェコ)、『海辺のカフカ』で世界幻想文学大賞(米国)受賞。国際的な文学賞を相次いで受賞したことで、この頃からノーベル文学賞候補として注目が高まる
2008 米プリンストン大学から名誉博士号(文学)授与
2008 第1回バークレー日本賞授与
米カリフォルニア大学バークレー校日本研究センターが創設した賞で、選考は数年に1度。村上さん以降の受賞者はアニメ映画監督の宮崎駿さんと、音楽家の坂本龍一さんの2人
2009 『1Q84』が第63回毎日出版文化賞を受賞
2009 エルサレム賞受賞
2009 スペイン芸術文学勲章受勲
2011 カタルーニャ国際賞(スペイン)受賞
2016 アンデルセン文学賞(デンマーク)受賞
2017 『騎士団長殺し』刊行
2018 ニューアカデミー文学賞(ノーベル文学賞の代替賞)へのノミネート辞退
自筆原稿・所蔵資料等を母校の早稲田大学に寄贈することを会見で発表

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