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北陸新幹線 路線図・座席・料金

社会 旅と暮らし

2015年3月14日、北陸新幹線・長野―金沢間が開業。北陸への新ルートの路線図や座席、料金を紹介する。

路線

北陸新幹線は1997年10月に高崎―長野間が開業した。それ以来「長野新幹線」と呼ばれてきたが、3月14日の金沢延伸で正式名称が使用されることになった。東京―高崎間は上越新幹線と線路を共用し、東京―金沢間を直通運転する。

営業主体は、国鉄分割民営化時(1987年4月)の区域分けに沿って、東京―上越妙高間がJR東日本、上越妙高―金沢間がJR西日本となる。

列車と停車駅

北陸新幹線では、4タイプの列車が運行される。速達タイプの「かがやき」は、東京、大宮、長野、富山、金沢のみに停車(一部は上野にも停車)。最も速い列車は、東京―富山間を2時間8分、東京―金沢間を2時間28分で結ぶ。

「かがやき」とともに新たに運行される「はくたか」は、新開業区間のほぼ全駅に停車し、東京―金沢間は最速2時間50分だ。

富山―金沢間では、シャトルタイプの「つるぎ」が運行。在来線特急「サンダーバード」(大阪―金沢間)、「しらさぎ」(名古屋―金沢間)との接続が考慮され、大阪―富山間、名古屋―富山間の所要時間は、乗り継ぎ時間を含めても従来よりも短縮される。

これまで長野新幹線として運行されてきた東京―長野間の「あさま」は、本数は減るが、引き続き運行される。 

車両と座席

「かがやき」と「はくたか」は、全列車が新型車両「E7系・W7系」で運行される。

先頭1両は最上級座席「グランクラス」専用で、18席が横6列、縦3列(2列+1列)で配置される。本革のシートには、45度まで傾斜できる電動リクライニング機能のほか、レッグレストや読書灯が付く。専任アテンダントによる車内サービスが行われ、軽食やドリンク、菓子、アメニティグッズ、新聞・雑誌などが提供される。

グランクラス車両の隣はグリーン車。2列+2列の座席は、グランクラス同様に電動リクライニングで、レッグレストや読書灯を備えている。

普通車は「あさま」用の「E2系」車両よりも前の座席との間隔が6センチ拡大。さらに新幹線初の全座席電源コンセント付きで、利便性向上が図られている。

列車内の洋式トイレには洗浄機能付き暖房便座が採用され、車いす対応のトイレと洗面所も設けられる。

グランクラス

グリーン車

普通車

「W7系」車両編成

出所:JR西日本「北陸新幹線スペシャルサイト」

運賃・料金

主な区間の運賃・料金の総額(通常期)

  普通車
(自由席)
普通車
(指定席)
グリーン車 グランクラス
東京―長野 7,810 8,340 10,960 16,200
東京―富山 12,430 12,960 17,680 26,060
東京―金沢 13,850 14,380 19,100 27,480

単位 : 円 (2019年10月1日の消費税増税後更新)

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