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[ニュース]日本語ゲーム、中国で大ヒット=「旅かえる」3500万ダウンロード
[2018.02.20]

【北京時事】無料でダウンロードできる日本の携帯端末ゲーム「旅かえる」が、日本語版のみにもかかわらず中国で大ヒットしている。イラスト中心で、カエルの世話をするだけの簡単な内容が言葉の壁を越えた。

日本の携帯端末ゲーム「旅かえる」の画面。背景はブームを伝える中国紙=17日、中国・北京(時事)

インターネットで昨年配信され、中国では今年に入り「旅行青蛙」の名で急速に人気が出た。1月中旬から中国のアップル向け無料アプリのゲーム部門で1位の人気を維持している。

名古屋市に本社を置くゲーム開発会社「ヒットポイント」によると、このゲームの利用者は「ほとんどが中国」で、18日までに3500万回以上ダウンロードされた。うちアップル端末向けは中国が95%で、日本は1%。主なターゲット層は10〜30代の女性という。

ゲームは1匹の青ガエルに名前を付け、家の中で面倒を見るだけの「放置系」。庭先に生えるクローバーを刈ると通貨になり、食料やテントなどを買い与えられる。カエルはふいに旅に出て、秋田県の入道崎灯台、長野市の善光寺、京都府の天橋立など旅先の写真を送ってくる。帰宅は不定期で、4日間戻らないこともある。

ゲーム画面に日本各地の観光地や名産品が多数登場するため、春節連休を迎えた中国人の旅行先選びに影響を与えた可能性もある。旅行予約サイト大手の携程(シートリップ)によると、ゲームに多く登場する名古屋は、1月の検索回数が前月比で倍増。同社は「旅行青蛙別府温泉」と名付けた商品も売り出した。

中国のネット上では「カエルが旅立ち、連絡をくれず恋しい」「気ままに旅に出るカエルになりたい」といった書き込みや、日本語やイラストの解説が氾濫。中国各紙は「国内のゲームは勝敗を争う内容が多く、女性向けが少ない」「結婚を避ける若者は、子育ての代わりに仮想のカエルを飼ってストレスや孤独感を癒やしている」などと分析する記事を掲載した。

一方、クローバーの大量追加は有料だが、中国では「無限大に増やせる」とうたう闇ビジネスが現れ、中国語の海賊版も広がる。「ヒットポイント」開発担当者の上村真裕子さんは、対応を検討中だと明かした上で、「海外版の現地化は必要な課題」と述べ、中国語版の配信に前向きな考えを示した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2018.02.20]
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