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沖縄コーヒー、普及目指す=組合発足、東京で百貨店販売−体験収穫も、ブランド化へ模索
[2018.03.30]

コーヒーの多くを輸入に頼る日本で、国産コーヒーの普及を目指す取り組みが沖縄県で動きだしている。生産者組合が発足し、収穫した豆は東京でも販売されるほか、観光客へのアピールも図る。「沖縄の新たなブランドにしたい」。生産者は沖縄コーヒーに思いを託す。

業界団体によると、コーヒーは主に赤道付近の国で生産され、日本は40カ国以上から輸入している。日当たりや温度などの自然環境が適さないと育たない作物だ。

沖縄では約100年前に栽培が始まったという。コーヒーを新たな特産品の一つにしようとした宮里直昌さん(67)は2014年に沖縄珈琲生産組合を設立し、生産を進めている。ただ、台風の影響もあり、安定した生産は難しい。ハウス栽培を導入し、17年には約80キロを収穫した。

コーヒーは沖縄市の組合事務所で1杯700円で販売。「マイルドで甘い」と評判だ。宮里さんは「沖縄の農業活性化や基幹産業として、ブランド化を目指したい」と話す。

4月には東京・新宿の伊勢丹で宮里さんから買い付けたコーヒー豆が50グラム1620円で販売される。代理店の担当者は「沖縄コーヒーをサポートするために発信していきたい」と話す。

ただ、輸入品との価格競争は厳しく、沖縄でのコーヒー生産を続けるのは困難だ。このため、同県東村のコーヒー農園では、観光客による豆の体験収穫を始めた。農園の又吉拓之代表(31)は「観光を結び付けることで道が開けると思った」と話す。

体験収穫は1人3000円で、東京からも観光客が訪れている。又吉代表は「コーヒーで経済的に自立できるかはまだ模索中。後に続く人が、沖縄コーヒーに展望を感じる道を作ることが必要だ」と意気込んでいる。

2014年に沖縄珈琲生産組合を設立した宮里直昌代表=沖縄県名護市

昨年11月から収穫体験を始めた又吉コーヒー園の又吉拓之代表。店舗では沖縄産のブレンドコーヒーも販売している=2月21日、沖縄県東村

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2018.03.30]
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