観光

2018/7/12

家族と、恋人と訪れたい・・・初夏を彩るホタルの星空【動画】

・SNSなどで“ハートの洞窟”が大人気に
・初夏はホタルの鑑賞スポットに
・ホタルが生息する意味

差し込む光がハート形に・・・

千葉県君津市にある「清水渓流広場」。
全体面積23,662平方メートル。東京ドームのグラウンドのおよそ1.8倍という広大な公園に、緩やかな川の流れと緑豊かな自然が広がり、心が癒される。

中でも目をひくのが「濃溝の滝・亀岩の洞窟」。

木々に囲まれたトンネルのような洞窟の中に小さな段差でできた滝があり、清水が流れている。
その景色は神秘的で、不思議な世界への入り口のようだと言われている。

洞窟に差し込む光と水面の反射でハートが・・・季節によって洞窟の奥から差し込む陽光が水面に反射し、その形が横になったハートに見える幻想的な風景はSNSなどで話題に。
いまや大人気の絶景スポットである。
この光のハートを見ることができるのは、3月と9月の早朝の時間帯がよいとされている。

夜空を舞うホタル

絶景スポットのまわりには遊歩道もある。周りには小川が流れ、豊かな自然がある。
梅雨から初夏にかけてホタルが美しい光を放ちながら舞い飛び、その光跡が夜空を幻想的な空間に変える。
秋には紅葉に彩られ、季節によって様々な顔を見せ、四季折々の自然を楽しむこともできる、まさに「水と緑と光」の癒しスポットだ。

ホタルを守り、人の心を豊かに

ホタルは成虫になるまでおよそ1年。生涯の大部分を水中で生活している。
成虫になってからの寿命はおよそ2週間で、お尻を発光させながら飛ぶ姿は他のホタルとコミュニケーションをとっているように見える。
これは求愛行動とも言われていて儚くも美しい世界を作り出している。

ホタル撮影の準備中、ガイドの男性に出会った。
「濃溝の滝 ホタルを守る会」という市民ボランティア団体の人で、ちょうど観光客やホタル撮影に訪れたカメラマンに、撮影スポットをアドバイスしているところだった。

暗くなり、ホタルが舞いはじめた頃、男性がポツリと言った。
「ホタルを見ると、少年だった頃を思い出すんだ。全国的に都市化が進んでホタルがだんだん減っているんだよね。
僕はね、昔、当たり前のように見た景色を皆に見てもらいたいんだ。」

ホタルを守ることは、自然を守ること。
男性はガイドの活動を通じ、自然や生命の大切さを後世に伝え、人々の心を豊かにしたい、と考えていると言う。

【撮影後記】

言葉に表現できないホタルの光の儚い美しさ。

この光は、人の目には見えますが、我々報道カメラマンが日頃使用しているENGと呼ばれるカメラでは光量が少ないため撮影することができません。
このホタルの光の美しさを何としても表現したい。そこで、暗い場所でも撮影できる写真撮影のためのカメラ、いわゆる一眼レフカメラ(SONYα7)を使用しました。
このカメラには動画撮影の機能もあります。
もっと暗く映りにくいところを表現するために、別の一眼レフカメラも使用しました。
写真をスローシャッターで連続して撮影し、明るい部分だけを合成する「比較明合成」という技術を使い、動画ではどうしても映らない部分を表現しました。

画像技術はフルハイビジョンから4K、8Kへと進化し、今後より精細な映像が撮影できる時代になります。
暗い環境での撮影技術が更に進み、テレビの前にいる人が、まるでその場にいる錯覚におちいるようなホタルの光を撮影したいと強く感じました。

♪ ホー ホー ホータル来い ♪

(フジテレビ取材撮影部 三浦修カメラマン)

【情報】

住所 〒292-0526 千葉県君津市笹
ウェブサイト http://www.city-kimitsu.jp/kanko/spot/sizen/noumizono-taki.html

(FNNプライムオンライン7月7日掲載。元記事はこちら

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