湿原植物の宝庫「八甲田山」:青森の自然スポット(2)

八甲田山

八甲田山には自然を楽しめる数々の遊歩道がある

那須火山帯にある、八甲田火山群地域を八甲田連峰、八甲田山と称す。映画などで知られる「八甲田山」は、単独の山を指す名称ではない。八甲田連峰の山々は、どれも四方にきれいに裾を開くようになっている。そのため川が多く流れ、上流では美しい渓谷や滝がよく見られる。有史以降に大噴火の記録はないが、気象庁指定の常時観測火山で、地獄沼などの噴気孔跡や温泉も数多くある。

標高1000メートルくらいまではブナの林になっているが、それより上はアオモリトドマツなどの針葉樹が主体になる。1400メートル以上は高山帯で、ハイマツの群生となりナナカマドやミヤマハンノキなどの低木が混成している。また、多数の湿地帯があり湿原植物の宝庫でもある。

●交通アクセス
青森駅前JRバス11番、十和田湖行き乗車(所要時間約1時間)、八甲田ロープウェー駅前下車

編集協力:青森県観光情報サイト「アプティネット 」
(バナー写真:八甲田山の紅葉)

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