蜃気楼の名所「しんきろうロード」:富山の自然・景観スポット(7)

しんきろうロード

魚津市の経田漁港からミラージュランドまでの約8キロメートルの海岸道路は、「しんきろうロード」と呼ばれる。

魚津は江戸時代以前から蜃気楼(しんきろう)の名所として知られる場所だ。3月下旬から6月上旬にかけて、晴天で微風が吹き、気温が上昇する日の午前11時から午後4時頃にかけて、対岸の景色が伸展や反転して海上に現れる。これは大気中で光が屈折して虚像が見える自然現象で、刻々と変わる気温や風によって形も変わり、同じ蜃気楼は二度と見られないという。魚津のように毎年同じ時期に現れ、目撃率も高い場所は世界でも珍しい。

大規模な蜃気楼の出現

●交通アクセス
あいの風とやま鉄道「魚津駅」から徒歩25

編集協力:
富山県観光・交通・地域振興局 観光振興室
公益社団法人 とやま観光推進機構
富山県観光公式サイト:とやま観光ナビ 「しんきろうロード」紹介ページ
写真:PIXTA
(バナー写真:魚津海岸から見る冬型蜃気楼)

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