風と砂が織りなす神秘的な光景「鳥取砂丘」:鳥取の自然・景観(1)

鳥取砂丘

日本海に沿って広がる日本最大の砂丘

日本海に沿って東西16キロメートル、南北2.4キロメートルに広がる広大な砂の丘。その中心部は観光地となっており、天然記念物に指定されている。

川から日本海に流れ込んだ砂が波によって海岸へ移動し、季節風によって内陸部に運ばれて砂丘となった。現在の姿になるまでに10万年以上かかったという。

風と砂が織りなす風紋や砂柱、砂簾(されん)などが時間帯や季節、気象条件によって変化し、神秘的な光景を見せてくれる。砂丘の特徴的な地形がすり鉢の形に似ていることから「スリバチ」と呼ばれる大きく窪んだ場所があり、その1つの「追後(おいご)スリバチ」は深さが20メートルもある。

砂丘をゆったりと歩くのはもちろん、ラクダに乗って遊覧したり、パラグライダーから眺めたりと、砂の上ならではアクティビティが楽しめる。

鳥取砂丘でパラグライダーを楽しむ

2010年にユネスコの「山陰海岸ジオパーク(世界ジオパークネットワーク加盟)」の「鳥取砂丘エリア」に認定された。

●交通アクセス
JR「鳥取駅」より路線バス鳥取砂丘行き 「鳥取砂丘バス停」下車すぐ。(土日祝はループ麒麟獅子バス運行)

写真提供:鳥取県
編集協力:鳥取県観光交流局 国際観光誘客室
公益社団法人 鳥取県観光連盟
鳥取県観光案内ポータルサイト:とっとり旅の生情報「鳥取砂丘」紹介ページ
(バナー写真:ラクダに乗って砂丘遊覧)

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