西日本有数の紅葉スポット「奥津渓」:岡山の自然・景観(3)

奥津渓(おくつけい)

雨の中、ライトアップされた紅葉もまた違った表情を見せてくれる

岡山県東部を流れる吉井川上流、奥津温泉の南に位置する奥津渓。花こう岩の柱状節理(ちゅうじょうせつり)と侵食によって生み出された約3キロにわたる渓谷は、風景の変化に富み、国の名勝にも指定されている。渓流沿いにある約800メートルの遊歩道を歩けば、甌穴(おうけつ)群をはじめ、奥津八景と呼ばれる渓谷美を堪能できる。甌穴は水流で転がった川底の石が花こう岩に穴を開けたもので、大小十数個もある甌穴群は全国でも珍しい。

春の新緑、冬の樹氷など四季それぞれに趣深いが、特に人気が高いのが11月上旬から中旬にかけて見ごろを迎える秋の紅葉。迫力ある岩肌と鮮やかに染まるモミジやカエデ、イチョウの協演を眺めに、シーズン中は例年約10万人の観光客でにぎわう。

●交通アクセス
JR「津山駅」から奥津温泉・石越線行きバスで約60分の「小畑」下車、徒歩約3

編集協力:公益社団法人 岡山県観光連盟
岡山県の観光情報ポータルサイト:岡山観光WEB 「奥津渓」紹介ページ
(バナー写真:岡山県を代表する紅葉の名所・奥津渓) 

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