駆け込みバレンタイン、2018年は当日購入の人が多かった:チョコレートへの支出、2月は平均の倍以上
社会
2月上旬はお菓子メーカーにとって勝負の月。 日本のバレンタインデーはチョコレートのお祭り。
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2月14日はバレンタインデー。2月に入ると、街中はハートのデコレーションであふれ、デパ地下やケーキショップには目にも美しいチョコレートが並ぶ。
日本でバレンタインデーが広がったのは、メリーチョコレート(本社・東京)が1958年に、「年に一度、女性から男性への愛の告白を!」をキャッチコピーにバレンタインセールを開催したのがきっかけとされる。その後、多くの菓子メーカーが追随し、1960年代後半頃には定着。最近では、友人同士でチョコレートを交換したり、自分のために高級なチョコレートを購入したりするなど「チョコレートのイベント」と化している。
2018年の1世帯あたりのチョコレートへの月別支出金額を見ると、2月は1537円と突出して高く、年平均680円の倍以上に相当する。
2月のチョコレートへの支出額の日別の動きを見ると、多少のぶれはあるものの、バレンタインデーに向けてジワジワと金額が増え、14日を過ぎるとガクンと落ちるのが例年の流れ。
2005~18年の14年間では、13日が最高支出日だったことが11回あり、駆け込みで前日に購入している人が多いようだ。2018年はバレンタインデー当日の14日が最も支出額が多かった。コンビニやエキナカでもおしゃれなチョコレートを買えるようになり、通勤途中や会社帰りに“ついで買い”する人が増えているのかもしれない。
バレンタインデーまで(2月1日~14日)のチョコレートへの支出金額の年ごとの推移を見ると、リーマン・ショック後の2009年、10年はマイナスとなったものの、その後は再び盛り返している。直近の4年間は1200円前後で推移している。
バナー写真 : PIXTA