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子どものネット利用、スマホ普及で長時間化-小学生も2時間に迫る

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子どもがインターネットを利用する時間が年々伸びている。しょっちゅうスマホの画面を眺めている中高生が目につき、小学生でさえも1日当たり2時間に迫っている。

内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、2018年度のネット利用率は全体(10〜17歳)で9割を超え、1日当たりの利用時間は2時間49分と前年度に比べ9分増加。うち高校生が3分増の3時間37分となったほか、小学生は21分も増えて1時間58分に達した。中学生は15分増え2時間44分。

利用機器別では全体でスマートフォンが6割強を占め、ほぼどこでも使えるスマホの普及がネット利用を促しているようだ。利用目的は「動画視聴」や「ゲーム」、「コミュニケーションの手段」が上位を占める。

ネットには利便性やエンターテイメント性があり、もはや子ども、大人を問わず日常生活に欠かせない存在だが、没頭するあまり睡眠障害や友人との触れ合い不足、抑うつ障害などのネット依存症に陥る危険が指摘されている。

バナー写真:PIXTA

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