東大よりも京大、国際性なら国際教養大—日本の教育力ランキング
教育 社会 科学
授業の充実度や教員数の多さなど総合的な教育力の高さでは京都大学が1位で、東京大学よりもわずかに上－。日本の大学教育の質をめぐって英国の教育専門誌がこんな調査結果をまとめ、公表した。
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タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）がまとめた「世界大学ランキング日本版2019」によると、学生への教育力の高さを示す総合評価は京大が1位、東大は2位だった。前年は両大学が同点で1位だった。トップ10は国公立大学が占め、私立は国際基督教大（11位）、早稲田大（13位）、慶応義塾大（14位）の順。
日本の大学トップ15
| 総合順位 | 大学名 |
|---|---|
| 1 | 京都 |
| 2 | 東京 |
| 3 | 東北 |
| 4 | 九州 |
| 5 | 北海道 |
| 6 | 名古屋 |
| 7 | 東京工業 |
| 8 | 大阪 |
| 9 | 筑波 |
| 10 | 国際教養 |
| 11 | 国際基督教 |
| 12 | 広島 |
| 13 | 早稲田 |
| 14 | 慶応義塾 |
| 15 | 一橋 |
出典：THE
分野別にみると、学生一人当たりの資金や教員比率などを示す「教育リソース」の1位は東大、企業からの評価を表す「教育成果」では京大がトップ。授業の充実度やグローバル人材の育成など「教育充実度」、外国人教員・学生の比率など「国際性」の両分野で公立の国際教養大（秋田市）が1位となった。
一方、THEの公表した世界大学ランキング（86カ国、1250校以上）によれば、世界1位は英オックスフォード大、2位英ケンブリッジ大、3位米スタンフォード大。日本勢で100位以内に入ったのは東大（42位）と京大（65位）だった。
バナー写真：PIXTA