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「令和」最初の国賓はトランプ大統領 : 天皇陛下との会見、宮中晩さん会など

政治・外交

5月1日に即位したばかりの新天皇が最初に迎える賓客は米国のトランプ大統領。 政府は厚遇で日米関係の結束をアピール。

政府は、トランプ米大統領夫妻を「令和」最初の国賓として5月25~28日に日本に招待する。5月1日に即位した新天皇が初めて会見する国賓となる。

国賓は、大統領や国王ら外国の元首を政府が招待する際の最も手厚いもてなし方。皇居での歓迎行事、天皇陛下との会見、宮中晩さん会などが行われる。時として、天皇、皇后両陛下が国賓を案内して地方訪問をすることもある。1年間に迎える国賓の数は年によってばらつきがあるが、1~4組程度となっている。

平成の30年間(1989-2018)で、最初の国賓は89年10月のジンバブエのムガベ大統領、最後の国賓は2018年5月のベトナムのクアン主席夫妻だった。米国から国賓として迎えたのは1992年1月ブッシュ(父)大統領夫妻、96年4月クリントン大統領夫妻、2014年4月オバマ大統領(夫人の帯同はなし)の3回。01年1月に就任したブッシュ(息子)大統領は、国賓として招かれることがなかった。

国賓として招待する場合、皇室関連の行事などが多く、少なくとも2泊3日の日程確保が必要とされており、招待される側のスケジュールの都合などで実現しないケースもある。オバマ大統領が国賓として招かれたのは、大統領として3回目の来日の時だった。

トランプ大統領が2017年11月に初来日した際には、国賓、公賓に次ぐ「公式実務賓客」として招き、天皇陛下との会見など国賓に準じた待遇だった。

注 : 肩書は全て国賓として招いた当時のもの

近年、国賓として迎えた外国要人(肩書当時)

2013年6月 フランス オランド大統領 トリルベレール女史
2014年3月 ベトナム サン主席夫妻
2014年4月 米国 オバマ大統領
2014年10月 オランダ アレクサンダー国王夫妻
2015年6月 フィリピン アキノ大統領
2016年10月 ベルギー フィリップ国王夫妻
2017年4月 スペイン フェリペ国王夫妻
2017年11月 ルクセンブルク アンリ大公 アレクサンドラ王女
2018年5月 ベトナム クアン主席夫妻

宮内庁の公表情報等を基に編集部作成

バナー写真:「公式実務訪問賓客」として2017年11月に来日したトランプ米大統領夫妻と当時の天皇、皇后両陛下との会見(時事)

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