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「東京五輪・パラ楽しみ」が7割 : 日本財団18歳意識調査

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1998年の長野冬季五輪の時には、まだ生まれていなかった若者たち。初めての自国開催に期待を高めているよう。

いよいよ東京五輪・パラリンピックの開催まで1年を切った。日本財団が17~19歳の男女を対象に5月末から6月初旬にかけて実施したインターネット調査で、五輪、パラリンピック、もしくは両方とも楽しみと答えた人が約7割だった。内訳は、「五輪」39.5%、「パラリンピック」1.3%、「両方」27.7%。男女ともに「楽しみ」にしている人はほぼ7割だが、女性が「五輪が楽しみ」「両方楽しみ」が同じくらいなのに対し、男性は「五輪を楽しみ」にしている人が4割を超えていた。

楽しみにする理由について聞いたところ、「自国開催は一生に一度のことだと思うので、実際に競技場に行って観てみたい」「同世代の活躍する姿が見られる」「自国開催でどれぐらい国内が盛り上がるか楽しみ」などの声があった。

ただ、会場観戦チケット抽選に申し込んだ人(家族が代わりに申し込んでくれたものも含む)は19.9%にとどまった。また、ボランティア募集に応募した人は全体の8%だった。

関心のある式典や競技について聞いたところ、五輪では水泳がトップ。花形と言われる陸上が3位だった。一方で、16年のリオ五輪で多くのメダルを獲得した柔道とレスリングはトップ10圏外だった。五輪、パラリンピックともに開会式、閉会式への関心は高い。

五輪・パラリンピック成功させるための課題については「猛暑」30.4%、「テロ」24.1%、「道路・鉄道の混雑」20.3%などが上位に上がった。

関心が高い式典・競技

  五輪 パラリンピック
1 水泳 車いすバスケットボール
2 開会式 開会式
3 陸上競技 車いすテニス
4 野球・ソフトボール 陸上競技
5 サッカー 水泳
6 バレーボール 閉会式
7 卓球 バドミントン
8 テニス 5人制サッカー
9 閉会式 卓球
10 バドミントン アーチェリー

出所 :日本財団

一方、時事通信の報道によると、同社が18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施した世論調査では、競技などを会場で見たいという人は、「ぜひ」と「できれば」を合わせて37.1%にとどまり、「それほど見たいと思わない」は38.4%、「全く見たいと思わない」は24.0%。

見たいと思わない理由は、「テレビなどで見られれば十分」71.2%、「会場が遠くて行くのが大変」が40.0%、「見たい競技のチケット入手が困難で高額」が23.5%などだった。

バナー写真 : 時事

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