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都市別在留邦人、ロスがトップの7万人: 永住者比率低いアジア

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世界の都市の中で最も多くの日本人が暮らしているのがロサンゼルス。ニューヨークを上回るのは、企業関係者ばかりでなく永住者が多いことも関係しているようだ。永住者比率が高いのは、北米大陸や豪州の都市で、アジアは永住者比率が低くなっている。

外務省の海外在留邦人調査統計によると、2017年10月1日時点で海外に滞在している日本人の数(在留期間3カ月以上の長期滞在者と永住者)は135万1970人だった。

都市別の在留邦人数トップは長らくニューヨークだったが、2000年代に入ってロサンゼルスが右肩上がりに増加し、2007年にトップ交代。ロサンゼルスは、ニューヨークと比べて永住者の比率が高く、経済情勢や企業撤退などの影響が比較的小さいことなども関係していると考えられる。

上海は、2000年以降、急速な工業化で日本企業の進出が相次ぎ、在留邦人数も急増した。ただ、中国一極集中のリスクを回避するため、日本企業が他のアジア諸国への拠点の分散などを図っていることから、2012年をピークにやや停滞している。

バンコクは、自動車関連企業の進出などに伴って漸増しており、2015年に上海を抜いてアジア地域でトップとなった。

在留邦人数トップ15都市は以下の通り。アジア圏の都市は永住者の比率が低く、企業の駐在員とその家族などが中心と推定される。

順位 2017年
都市名 在留邦人数 永住者の比率(%)
1 ロサンゼルス都市圏 68,744 48.7
2 バンコク 52,871 2%以下と推定
3 ニューヨーク都市圏 46,137 34.1
4 上海 43,455 2%以下と推定
5 シンガポール 36,423 7.1
6 大ロンドン市 34,298 25.0
7 シドニー都市圏 32,189 58.3
8 バンクーバー都市圏 26,910 67.3
9 香港  25,004 8.4
10 メルボルン都市圏 19,878 50.6
11 サンフランシスコ都市圏 18,862 64.3
12 ホノルル 16,306 65.3
13 パリ 15,684 11.9
14 サンノゼ都市圏 14,761 47.9
15 トロント 13,725 46.8

外務省「海外在留邦人数調査統計」をもとに編集部作成
(外務省は永住者の多い上位50都市の邦人数を公表しているが、バンコク、上海は50位圏外のため、正確な永住者比率を算出できない)

バナー画像:PIXTA

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