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北海道11年連続で魅力度首位―地域ブランド調査 : 市区町村では函館、札幌がトップ2

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北海道強し! ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2019」では、またしても北海道がブランド力の高さを見せつけた。一方で、都道府県別の最下位はまたしてもあの県…。

民間調査会社ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2019」で、全国で最も魅力的な都道府県は北海道だった。都道府県が調査対象となった09年から11年連続で1位。「観光意欲度」「(地域産品の)食品想起率」でもトップだった。魅力度2~5位の京都、東京、沖縄、神奈川も含めて、トップ5は4年連続で順位に変動がなかった。

大阪府は自己最高の6位となった。2025年の万博開誘致成功や2019年6月の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)開催で「地域イメージ」は2位に上昇。2019年7月に「百舌鳥・古市古墳群」がユネスコの世界文化遺産への登録が決定し、世界遺産・日本遺産などの「地域コンテンツの認知」も前回の22位から15位まで順位を上げた。

都道府県別ランキングで下位3県は、45位群馬県、46位佐賀県、47位茨城県だった。茨城県は7年連続の最下位。

都道府県の魅力度ランキング

順位 都道府県 魅力度
1(1) 北海道 61.0
2(2) 京都府 50.2
3(3) 東京都 43.8
4(4) 沖縄県 40.4
5(5) 神奈川県 34.5
6(7) 大阪府 32.9
7(6) 奈良県 30.0
8(8) 福岡県 29.6
9(11) 石川県 25.4
10(9) 長野県 24.8

出所 : 第14回「地域ブランド調査2019」
順位欄の()書きは前年順位

市区町村の魅力度では函館市(北海道)が2年連続で6度目の1位。函館市に加えて、札幌市、小樽市、富良野市がトップ10に入っており、北海道のブランド力の高さを見せつけた。

市区町村魅力度ランキング

1(1) 函館市 53.7
2(3) 札幌市 52.9
3(2) 京都市 51.0
4(4) 小樽市 48.0
5(5) 神戸市 44.9
6(6) 横浜市 44.2
7(8) 鎌倉市 43.1
8(9) 金沢市 42.2
9(7) 富良野市 40.8
10(10) 仙台市 39.3
10(11) 日光市 39.3

出所 : 第14回「地域ブランド調査2019」
順位欄の()書きは前年順位。 北海道内の自治体をカラー表示した

地域ブランド調査は2006年から毎年実施。全国の1000市区町村と47都道府県について、認知度、観光意欲、居住意欲、地域資源評価などを質問し、3万人の回答を集計、数値化している。

バナー写真 : PIXTA

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