「友だち以上、恋人未満」な日本の夫婦―家庭動向調査
社会 家族・家庭 暮らし
夕食は一緒に食べるけど、セックスはしません――「夫婦ってなんだろう」と考えさせられる国立社会保障・人口問題研究所の家庭動向調査。
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国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに実施している「全国家庭動向調査」で、夫婦の共通行動について聞いたところ、9割近くが「夕食を一緒に食べる」ものの、「夫婦間の性交渉」が「ある」「時々ある」と答えた人は25%を割り込んだ。「仲の良い友だちではあるけれど、恋人未満」のような日本の夫婦像が浮かび上がった。
約9割が「ある」と答えた「夕食を一緒する」は、「よくある」の割合が72.8%と最も高く、唯一、「よくある」が5割を超えている項目だ。
逆に、「スキンシップ」「性交渉」といった身体的接触については「ない」の答えが優勢で、特に、「性交渉」については、「よくある」が4.5%、「全くない」が52.6%に達した。
妻の年齢別に見た、夫婦の共通行動については、「夕食」は全ての年代で8~9割台の人が「一緒にする」と答えている。一方、「性交渉」で、「ある」が過半数を上回ったのは、29歳以下だけだった。
バナー写真 : PIXTA