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海外旅行、台湾が5年連続のトップ : 欧州に行きたいけれど、現実は近場で

経済・ビジネス 社会

2018年の日本からの海外旅行先で最も多かったのは台湾。2位は韓国、3位はハワイだった。これら3つの国・地域は10年前から変わらぬ人気を誇っている。

リクルートが運営する海外旅行の検索・比較サイト「エイビーロード」が実施した海外旅行調査で、2018年に人気のあった旅行先は、1位台湾、2位韓国、3位ハワイ(オアフ島)だった。

順位こそ入れ替わっているものの、同じ方式で調査を開始した2008年以降、トップ3の顔ぶれは同じ。韓流ブームなどの影響もあり、2008年から13年までは6年連続で韓国がトップだったが、2014年からは入れ替わりで台湾が5年連続のトップ。

人気の渡航先

2018年に行った旅行先 (割合・%) 今後行きたい旅行先
台湾(16.3) イタリア
韓国(13.6) フランス
ハワイ・オアフ島 (13.4) スペイン
香港(7.6) ハワイ・オアフ島
タイ(6.8)
(ビーチリゾート以外)
英国
米国西部(5.6) 豪州
フランス(5.4) ドイツ
シンガポール(5.4) 西ヨーロッパ諸国
豪州 (5.3) 米国東部
イタリア (5.1) 北欧諸国

出所 :エイビーロード海外旅行調査2019
アジア大洋州諸国・地域をカラーでハイライトした

また、2018年に海外旅行に行った人に、「今後行きたい旅行先」(複数回答方式)を聞いたところ、イタリア(34.5%)がトップで、フランス(32.9%)、スペイン(32.8%)が続いた。調査開始以来、イタリアは「今後行きたい」の不動のトップで、フランス、スペインも上位の常連。実際の旅行先は時差の少ない日本から縦移動の国が多く、「今後行きたい」には欧米諸国が並ぶ。

「次はヨーロッパに行きたい!」と遠距離の旅行先を夢見ても、限られた休暇、移動に丸1日を充てるのはもったいないから、結局は近場で楽しむのが現実のようだ。

バナー写真 : PIXTA

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