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2019年の新車販売は3年ぶりのマイナス : 10月の台風被害も影響

経済・ビジネス 社会

2019年の国内新車販売台数は519万5216台で3年ぶりのマイナスとなった。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2019年の国内新車販売台数の総計は519万5216台となり、前年比1.5%減と3年ぶりのマイナスとなった。

登録車は前年比1.9%減の328万4870台。前年は登録車のマイナスをカバーした軽自動車も0.7%減の191万346台と振るわなかった。新車販売全体に占める軽自動車比率は36.77%だった。

月次の前年同月比増減を見ると、秋口まではおおむね前年と同水準~プラス圏で推移していたものの、10月の落ち込みが大きく響いた。台風15号、19号が甚大な被害をもたらし、客足が鈍ったことが影響した。消費税増税前の駆け込み需要は、14年の前回増税時ほどには盛り上がらなかった。

メーカー別では、新型カローラを発売したトヨタ自動車が2.9%増、ダイハツ工業が1.9%増となったが、それ以外の6社はマイナス。SUBARUは17年に発覚した燃費・排ガス検査不正を受けて生産体制の見直しを行った影響などで11.6%と大幅に落ち込んだ。

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