Japan Data

人気猫種はスコティッシュ・フォールドが12連覇 : 室内飼い99.5%で健康管理される時代に

社会 家族・家庭 暮らし

2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日。「自由気まま」の代名詞だった猫も、最近は飼い主から管理される時代になっているとか…。

2月22日はにゃん(2)にゃん(2)にゃん(2)の語呂合わせで「猫の日」。

ペット保険のアニコム損害保険(本社東京)がまとめた、「人気猫種ランキング2020」によると、スコティッシュ・フォールドが2009年から12年連続の首位となった。トップ3の「スコ」「マンチカン」「アメショ」で4割を占め、人気が集中している。

  猫種 割合
1 スコティッシュ・フォールド 18.1
2 マンチカン 11.2
3 アメリカン・ショートヘア 9.9
4 混血猫 9.4
5 ノルウェージャン・フォレスト・キャット 7.3
6 ブリティッシュ・ショートヘア 6.5
7 ラグドール 5.0
8 ベンガル 4.5
9 メイン・クーン 3.4
10 ロシアンブルー 3.3

出所 : アニコム人気猫種ランキング2020

人気の名前は総合で「ムギ」がトップ。メスの2位、オスの5位と性別にかかわらず付けられているのは、「小麦」の連想から、茶色の毛色の猫を呼ぶのに、しっくりくるからだろうか。

人気の名前ランキング

  総合 メス オス
1 ムギ モモ レオ
2 レオ ムギ ソラ
3 ソラ ココ マル
4 マル リン コテツ
5 ココ キナコ ムギ

出所 : アニコム猫の名前ランキング2020

昭和の時代は、飼い猫は家の中と外を自由に行き来するのが当たり前だった。朝からフラフラと出掛けて、近所の庭に入り込んでおやつをもらったり、野良猫とケンカしたりするのも珍しくはなかった。しかし、事故や病気から守るため室内飼いが推奨されるようになり、アニコムの調査ではいまや、99.5%が室内飼いになっているという。

最近は、飼い主の外出中もセンサーと小型カメラとで行動を見守る健康管理グッズが相次いで登場。中でも、猫がトイレに入ると自動的に動画撮影を開始し、体重や尿量、排せつの間隔を計測するハイテクトイレは、慢性腎疾患や慢性腎不全などの初期症状をモニターできるとして注目されている。猫が自由きままでいられた時代は終わり、トイレの中まで監視されるほど、文字通り、猫っかわいがりされるようになっている。

バナー写真 : ぱくたそ

ペット