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40代でも「貯蓄ゼロ」23% : 結婚に前向きになれるのは世帯年収500万円

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若いうちから老後のことばかり考えているのは不健全だけど… 40代で貯蓄ゼロは先行きがちょっと不安?

SMBCコンシューマーファイナンスが実施した「20~40代の金銭感覚についての意識調査」で現在の貯蓄額について聞いたところ、「貯蓄ゼロ」の人がどの年代も約2割存在していた。

いずれの年代でも「50万円以下」と答えた人が最も多く、20代46.3%、30代25.8%、40代28.0%。貯蓄100万円以下(0円、50万円以下、50~100万円の合計)は20代で79.9%、30代で59.2%、40代で62.0%となっている。貯蓄額の調整平均額は20代53万円、30代183万円、40代202万円。

金融庁の審議会が2019年6月にまとめた「公的年金だけでは老後の生活資金が2000万円不足する」との報告書(麻生太郎金融担当相は受け取りを拒否)が大きな話題となったが、現在の貯蓄額から2000万円はずいぶんと遠い目標に思える。

また、「結婚しようと思える世帯年収額」について聞いたところ、「どんなに低くても」「200万円」「300万円」「400万円」の合計は20代41.0%、30代34.8%、40代30.0%だが、「500万円」を加えると、20代56.0%、30代56.8%、40代51.0%となる。世帯年収が500万円までで過半数が結婚をイメージできるようだ。

ただ、「どんなに多くても結婚したいと思えない」と回答する人も20代で13.9%、30代で15.2%、40代で17%いて、お金だけでは解決できない非婚傾向もうかがえる。

バナー写真 :ぱくたそ

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