親の6割「学力、学歴はカネ次第」 : ソニー生命の子ども教育資金調査
教育 家族・家庭
ソニー生命の調査によると、「学力・学歴は教育費にいくらかけるかによって決まる」と考える親が65.5%。有名小学校に入るために、幼稚園から塾通いするなど、"お受験"熱が高まっている背景には、こんな親の心理が関係しているのだろうか。
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「学力、学歴は教育費次第。だから、老後資金よりも教育優先」――ソニー生命が実施した子どもの教育資金に関する調査で、子を持つ親の切実な思いが明らかになった。調査は2月末から3月初にかけて実施、性別や学齢などが均等になるよう1000サンプル収集した。
子どもにかけるお金についての考え方で、【学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる】について、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と答えた人の合計が65.5%だった。【老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい】も63.8%で、自分のことを後回しにしてでも、子どもの学力・学歴を高めたいと考える親が多数派だった。
【早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ】が73.0%だった一方で、【スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい】は44.2%と半数以下にとどまり、子どもの能力を高めたいが、必ずしも「お勉強」一辺倒ではないようだ。
【子どもの教育費の負担を重いと感じる】か聞いたところ、「非常にあてはまる」「やや当てはまる」の合計は、就学段階が上がるにつれて、負担を重いと感じる人の割合が高くなった。
【夫と妻のどちらが教育熱心か】については、妻が「やや熱心」「非常に熱心」の合計が66%で、子どもの教育については母親が主導権を握っている家庭が多い。
ところが、【子どもの教育のことで夫婦げんかをよくするか】を聞いたところ、夫が教育熱心な家庭の方が揉めている傾向が強かった。
バナー写真 :PIXTA