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必要なものは手に入るから落ち着こう! : 緊急事態宣言で生活はどうなる?

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政府は新型コロナウイルス感染症のさらなるまん延を阻止するため、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に5月6日までの1カ月間の「緊急事態宣言」を発令した。では私たちの暮らしはどうなるのだろう? 

都道府県は緊急事態宣言を受け、各自治体のトップは記者会見やウェブサイトなどでのメッセージを通じて、改めて不要不急の外出を控えるよう住民に要請している。

「不要不急」を誰にも気兼ねなく楽しめる日々を取り戻すために、感染拡大阻止は政府や自治体だけでなく、私たち一人ひとにとっても達成すべき目標のはず。緊急事態宣言下での暮らしについてまとめた。

【原則営業・通常サービス】生活に必要なものは今まで通り

電気、ガス、水道、通信
病院、薬局
スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど
電車、バス、タクシー、航空機
(在来線の電車は大幅な減便はなく、通常運行。航空機は減便が既に発表されている。新幹線は5月の臨時ダイヤを中心に運休)
郵便、宅配便、その他物流サービス
銀行、証券会社等の金融機関、証券取引所

【休業要請や自主休業】お楽しみは感染リスクが下がるまで我慢

劇場、ライブハウス、映画館などの娯楽施設
ホテル、博物館、図書館
体育館、ボウリング場、スケートリンク、ゴルフ練習場、バッティングセンター、スポーツクラブ
キャバレー、ナイトクラブ、カラオケ店、パチンコ店、ゲームセンターなど

【不要不急の外出は自粛】でも、こんな場合は?

〇 食料品、生活必需品、医薬品などの買い物

感染防止のため、混雑する時間帯を避ける。レジなどに並ぶ際に前後の人と十分な距離を取るよう専門家はアドバイスしている

大手のスーパー、コンビニチェーンは通常営業の方針を公表している。買いだめ、買いすぎせずに、落ち着いて行動
〇 病院への通院

混み合う待合室は感染リスクが高いため、できるだけ空いている時間帯を選ぶ。急を要しない病状であれば、しばらく様子を見る。新型コロナウイルス感染が疑われる場合には、病院に行く前にまずは電話で相談!
△ 通勤

外出自粛の対象ではないが、政府はテレワークや時差出勤を推進し、通勤時・勤務時の密集、密接を避けるよう強く求めている
〇 散歩やジョギング

混み合う時間帯や場所は避ける。仲間同士で連れ立っておしゃべりしながらの運動は感染リスクがあるので、一人の時間を楽しみながら体を動かす
× 緊急事態宣言が出ていない地域への避難

都市部で感染した人が出張や帰郷などで地方にウイルスを持ち込み、家族などに感染を広げるケースが出ている。地方には重症者リスクが高い高齢者が多いので、緊急事態宣言から逃れるための地方への移動は控える

バナー写真 : PIXTA

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