外出自粛に87.4%が応じる : 日本財団18歳意識調査
健康・医療 暮らし 社会
いつもとは違うゴールデンウイーク。せっかくの大型連休なのに、旅行にも行けないし、友だちとも遊べない。でも、自由で楽しい日々を取り戻すには、今が頑張りどころ。日本財団の調査では、若い世代も外出自粛の努力をしているようです。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
新型コロナウイルスの感染拡大で、全国に緊急事態宣言が発令されている。不要不急の外出の自粛が求められ、多くの地域で学校は3月から休校が続いている。若者はこの事態をどう受け止めているのだろうか。
日本財団が17~19歳1000人を対象に4月21~23日に実施した調査では、「全く外出しなかった」人も含めて、 87.4%が政府や自治体などからの外出自粛要請に応じていた。
「応じた」理由としては、「感染したくない」「感染して家族や他人にうつしたくない」が群を抜いて多かった。一方、「応じなかった」人の中には、ストレスやヒマを理由に挙げる人がいた。
応じた理由 | % | |
---|---|---|
1 | 感染したくない | 74.8 |
2 | 感染すると家族や他人にうつすおそれがある | 68.1 |
3 | 政府や自治体から自粛要請があった | 28.3 |
4 | 感染拡大による混乱が連日報道されている | 19.5 |
5 | その他 | 2.4 |
出所 : 日本財団「18歳意識調査」
応じなかった理由 | % | |
---|---|---|
1 | 職場・アルバイト先が通常営業 | 42.9 |
2 | 外出が必要なケースが多かった | 38.9 |
3 | ストレスがたまる | 20.6 |
4 | 自粛要請であり、強制ではない | 15.9 |
5 | 学校や職場が休みでヒマ | 12.7 |
出所 : 日本財団「18歳意識調査」
「感染拡大で不安なこと」について聞いたところ、「いつ収束するかわからない」が69.1%で最も多かった。
81.3%の人が、感染症に関連する情報を積極的に集めようとしていた。情報との向き合い方は、「できる限り多くの情報を集める」が49.4%でトップだったが、「情報をうのみにしない」「公的機関の発表重視」も40%以上となっており、フェイクニュースなどに惑わされないように心掛ける姿勢も見られた。
「収束後、日本がどう変わるべきか」については、「一人ひとりが自分を守る意識を持つ」が過半数を占めた。
バナー写真 : PIXTA