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テレワークで電気代3500円もアップ!? : 業務時間帯の電気使用量ほぼ倍増

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「仕事用の椅子を買った」「大型がモニターがないと目が疲れる」などなど、テレワーク環境を整えるために自宅の“設備投資”がかさんでいる人も多いのでは? その上、電気代が1カ月に3500円もアップするのは痛い!夏のエアコンフル稼働時期になったら、ますます負担は重くなりそう!

電力比較サイトを運営するエネチェンジ(本社・東京)の調査で、4月7日の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言発出後、テレワーク時間帯(午前9時~午後6時)の電気使用量が宣言前と比べて94%増加していたことが分かった。終日では60%の増加で、1カ月の電気代に換算すると3493円のアップになるという。緊急事態解除後も、通勤電車やオフィスでの「3密」を避けるため、政府や各自治体はテレワークの積極的な活用を呼び掛けているが、個人にとっては通勤の負担が減る一方で、家計負担は増えそうだ。

電力使用量は、緊急事態宣言前の平日(4月2、3、6、7日)と発出後の平日(4月8、9、10日)の東京電力管内967拠点のデータからはじき出した。1日当たりの電気使用量から月間使用量を算出し、東京電力の家庭用の一般的な料金プランで電気代に換算した。

また、同社のメルマガ会員1885人を対象に5月に実施したアンケートでは、感染予防対策として、テレワークの導入や学校や幼稚園が休校・休園になったことで79%が「在宅時間が増えた」と回答。58%が「例年よりも電気代が上がった」と感じていることが分かった。

電気代が上がったと感じる理由には、PCや周辺機器の利用などテレワーク導入の直接的な影響に加え、家電やテレビの利用増など在宅時間が増えたことに付随するものも挙げられた。

バナー写真 : PIXTA

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