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年少人口割合が大きい沖縄、北海道夕張市と歌志内市は老年人口割合50%超

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住民基本台帳に基づいて総務省がまとめた都市別の人口の年齢構成。北と南の違いがくっきり出ている。

少子高齢化が進む日本。総務省の「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、2020年1月1日時点の年齢階級別人口の割合は、年少人口(0~14歳)12.30%、生産年齢人口(15~64歳)59.29%、老年人口(65歳以上)28.41%だった。

年少人口は、1994年の調査委開始以降、毎年減少。生産年齢人口は95年を除いて毎年減少。老年人口は毎年増加しており、2015年以降は年少人口の2倍以上となっている。

市区別で最も年少人口の割合の大きいのは沖縄県豊見城(とみぐすく)市で全国平均を7.55ポイント上回る19.85%。トップ10に沖縄県の8市が入った。

年少人口割合が大きい市区(%)

豊見城市 沖縄 19.85
長久手市 愛知 18.48
合志市 熊本 18.46
糸満市 沖縄 18.34
宜野湾市 沖縄 17.59
石垣市 沖縄 17.56
沖縄市 沖縄 17.49
浦添市 沖縄 17.41
名護市 沖縄 17.24
南城市 沖縄 17.20

出所 : 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2020年1月1日現在)

一方、最も老年人口の割合が大きい北海道夕張市と歌志内市は老年人口の割合が50%を超える超高齢化都市だ。トップ10のうち5つが北海道だった。

老年人口割合が大きい市区(%)

夕張市 北海道 51.79
歌志内市 北海道 51.57
室戸市 高知 49.78
珠洲市 石川 49.49
土佐清水市 高知 48.83
熱海市 静岡 48.26
赤平市 北海道 47.24
竹田市 大分 46.92
三笠市 北海道 46.75
芦別市 北海道 46.64

出所 : 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2020年1月1日現在)

「老年人口の割合が高い」と「年少人口割合が小さい」は表裏一帯の関係で8つの自治体が重複している。

年少人口割合が小さい市区(%)

歌志内市 北海道 4.93
夕張市 北海道 5.59
熱海市 静岡 6.18
芦別市 北海道 6.81
男鹿市 秋田 6.82
室戸市 高知 6.87
赤平市 北海道 6.89
珠洲市 石川 7.07
勝浦市 千葉 7.09
土佐清水市 高知 7.25

出所 : 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2020年1月1日現在)

老年人口割合が最も小さいのは東京都中央区の15.37%を筆頭に、都市部やその周辺のベッドタウン地域が多い。

老年人口割合が小さい市区(%)

中央区 東京 15.37
長久手市 愛知 16.63
戸田市 埼玉 17.2
千代田区 東京 17.48
浦安市 千葉 17.78
港区 東京 17.92
和光市 埼玉 18.2
みよし市 愛知 18.48
豊見城市 沖縄 18.68
栗東市 滋賀 19.01

出所 : 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2020年1月1日現在)

バナー写真 : PIXTA(左・沖縄県豊見城市/右・北海道夕張市)

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