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新型コロナ感染者、日本が中国を上回る : 世界的には東アジアは低水準

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「中国で謎の肺炎が猛威を振るっているらしい」―年明け頃からそんな話題が出始めていた。しかし、その時点では、2020年がコロナ一色に塗りつぶされる年になろうとは誰も予想できていなかった。

厚生労働省が公表した4日午前0時時点の日本の新型コロナウイルス感染者数は8万5339人(空港検疫で感染を確認された人を含み、クルーズ船乗客は含まない)で、中国の8万5450人とほぼ並んだ。日本国内では4日に新たに401人の感染が確認されたため、コロナの世界的な流行の最初の震源地となった中国の感染者数をついに上回ったことになる。

中国の武漢市が初めて新型の肺炎の発生を公表したのは2019年の年末。20年1月23日には武漢市が封鎖され、その後も、中国国内で感染は拡大した。日本でも、1月中旬頃からコロナ関連の報道が増えるが、当初は「中国では大変なことになっているらしい」という「対岸の火事」的なムードが強かった。3月2日時点の厚労省の公表値では、中国が8万26人と突出し、中国以外で1000人を超えていたのは韓国4212人、イタリア1694人のみ。日本は254人、スペイン83人、米国69人などで、その後の世界的大流行は予想もできない水準だった。

中国の感染者数は3月以降、ほとんど横ばいの状態が続いている。それに対して、日本は4月~5月にかけて感染拡大の第1波に襲われた。一旦は抑え込んだものの、8月には第2波に襲われて感染者が急増。9月以降も連日、数百人単位で新規の感染が確認されている。

世界の感染者数の推移をグラフにすると、相対的に東アジアは感染の拡大が抑制されており、ゼロ近傍でとどまっているように見える。しかし、中国・韓国と比べると、日本は増加ペースが抜け出している。インフルエンザの流行を控え、第3波への警戒が必要だ。

バナー写真 : PIXTA

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