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新入社員の3割弱が「今の会社で働くのは3年」:マイナビの意識調査

経済・ビジネス 社会

人材大手のマイナビが行った新入社員意識調査によると、今年入社した新卒社員の約半数が「10年以内に退職したい」と希望し、「定年まで勤める」との回答は約2割にとどまった。勤務先が実施する新型コロナ対策については、約2割が不満を持っていると回答した。

調査は2020年7月31日から8月3日にかけてウェブ上で行われ、22~23歳の男女400人ずつの計800人から有効回答を得た。

「今の会社で何年働くと思うか」との質問に対しては、前年の同様の調査と比べて5.9ポイント多い28%が「3年以内」と回答。「4~5年以内」は前年比0.1ポイント減の14.8%。、「6~10年ぐらい」は同2.3ポイント減の7.5%、「10年以上」は同2.2ポイント増の9.8%だった。「定年まで」との回答は3.9ポイント減の17.9%となった。

今の会社で長く働き続けると思わない理由を尋ねたところ、「ライフステージに合わせて働き方を変えたいから」(38.1%)、「転職でキャリアアップしていきたいから」(35.8%)などの答えが目立った。入社後の会社に対するイメージについては、「良い方向に変わった」と答えた人は25.9%(前年比3.0ポイント減)、「悪い方向に変わった」と答えた人は20.3%(同7.9ポイント増)となった。

会社のコロナ対策・対応への満足度を尋ねる質問について、「とても満足している」「やや満足している」と答えた人は計51.9%。逆に「あまり満足していない」「まったく満足していない」と答えた人は計22.6%だった。

「満足」の理由としては、テレワーク利用者から「研修中も在宅勤務が快適にできる環境だった」などの回答があった。逆に「不満足」の理由としては、テレワーク利用者では「もっと早く在宅勤務にしてほしかった」、テレワーク非利用者では「社内で取り決めた内容が現場まで回ってこない」などの回答があった。

バナー写真:(Fast&Slow/PIXTA)

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