Japan Data

コロナ禍の忘年会は「参加したくない」6割超:やるなら「10人以下」で?

社会

民間の調査によると、職場の忘年会開催は「感染リスク高まる」との懸念が9割以上、「参加したくない」が約6割。飲食業界にとって逆風が続く。

法人向けフードデリバリーサービスの日本フードデリバリーが行った「ウィズコロナ時代における忘年会に対する意識調査」によると、「今年、職場の忘年会が開催された場合、参加したいか」との質問に対しては、「参加したくない」(24.6%)と「どちらかといえば参加したくない」(36.9%)を合わせた回答が6割を超す結果となった。「参加したい」「どちらかといえば参加したい」は合わせて38.5%だった。

調査対象は同社サービスの全国の男女会員852人(20歳以上)で、調査期間は10月7~13日。忘年会に参加したくない理由については、「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」が88.6%と大部分を占め、以下「終業後に職場の催し物に時間を割きたくないから」(30.0%)、「気疲れして楽しめないから」(27.1%)などが続いた。

「忘年会への参加により新型コロナウイルスへの感染リスクが高まると考えるか」との質問に対しては「高まる」が54.1%、「どちらかといえば高まる」40.8%と、懸念する回答が9割以上に達した。

また、レンタルスペース仲介のスペースマーケットが10月下旬に20~50代の会社員501人を対象に行った「職場の忘年会調査」によると、職場の忘年会に参加する場合に希望する参加方法を尋ねる質問に対する回答は、「対面開催を希望」(33.3%)と「どちらかというと対面開催を希望」(36.7%)が合わせて7割となった一方、「どちらかというとオンライン開催を希望」(17.6%)と「オンライン開催を希望」(12.4%)が合わせて約3割を占めた。

職場の忘年会を開催する場合の適切な開催人数については、「2~3人」(5.6%)、「4~5人」(25.0%)、「5~10人」(47.3%)となり、10人以下の回答が8割近くを占めた。昨年の忘年会に参加した会社員377人に開催人数を尋ねたところ、「11人以上」が71.1%を占めていた。

バナー写真:(PIXTA)

新型コロナウイルス 新型コロナ 経済 影響・対策