Japan Data

インフル患者約150人 例年の1%以下:2020年9月からの10週間で

社会 医療・健康

2020年第36~45週(8月31日から10週間)の集計で判明したインフルエンザの患者数は全国で148人だった。直近5年間(15~19年)の同時期における平均感染者数は約1万7000人で、今期は大幅に下回っている。

厚生労働省は毎年、9月から翌年5月末までの間、1週間ごとにインフルエンザの発生状況を取りまとめている。これによると、9月1日を含む第36週からの10週間で集計された患者の総数は、全国で148人だった。同時期における過去5年間の平均患者総数は約1万7000人。これと比べると、2020/21年シーズンの患者数は1%以下になっている。

インフルエンザの発生状況は例年異なり、患者数にも幅がある。第36~45週における患者数の推移を年・シーズンごとに見ると、直近では2019年から始まる19/20年シーズンで、集計スタート時から患者数が3000人を超え、翌37週には5000人台に跳ね上がった。一方、15年から始まる15/16年シーズンでは、ほぼ500人以下で推移し、45週でも650人だった。

厚労省によると、2004/05年シーズンまでさかのぼると、インフルエンザの流行入りは最も遅くて翌年第3週(04/05、06/07年シーズン)となっている。このため、今季もこれから患者数が急増する可能性も残されているが、現在までは患者数が際立って少ないのは事実。春から続く新型コロナウイルスの感染対策が、インフルエンザの予防につながっているとも考えられる。

バナー写真:(Ushico/PIXTA)

感染症 インフルエンザ 新型コロナウイルス