9月からは倍増したけれど、まだ３万人にも届かない : 10月の訪日外国人客数
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「前月からは倍増」したけれど、前年同月比では98.9%減。形式的には “鎖国” は解かれたとはいえ、14日間の隔離を求められてまで国境を越える移動をする人はそうは多くはない。
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日本政府観光局のまとめによると、10月の訪日外国人客は前年同月比98.9%減の2万7400人だった。
10月以降、一定の条件付きでビジネス目的などの訪日客は、全ての国・地域からの新規入国が可能となったことで、9月実績（1万3700人）からは倍増した。ただ、入国には14日間の隔離とPCR検査受診等が義務付けられるなど、依然としてハードルは高い。観光需要については、世界的にほぼ消滅状態にあり、客数の大幅な改善は当面、期待できそうにない。
10月の訪日客を国・地域別で見ると、中国が4500人、ベトナム6200人、韓国2000人、台湾1300人、米国900人など。政府観光局によれば、ほとんどの国・地域からの日本への直行便は11月も引き続き大幅な運休・減便となっている。
バナー写真 : PIXTA