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2020年の命名、読みは男「ハルト」 女「ホノカ」が1位:決め手は「音や響き」

社会 文化

ベビー・子供用品販売の「赤ちゃん本舗」が実施した2020年の新生児の命名・名前の調査によると、男児の名前は「蓮」(主な読み・れん)、女児は「陽葵」(同・ひまり)が1位となった。名前の読みのランキングは、男児が「ハルト」、女児が「ホノカ」が1位だった。

調査対象は生年月日が2020年1月1日~2020年10月20日の子供の名前で、調査人数は男児1万8617人、女児1万8199人の計3万6816人。ランキングの2位以下を順にみると、男児は「陽翔」(はると)、「湊」(みなと)、「悠真」(ゆうま)、「蒼」(そう)など、女児は「芽依」(めい)、「陽菜」(ひな)、「結愛」(ゆあ)、「結菜」(ゆうな)などと続いている。

読みのランキングの2位以下を順にみると、男児は「ミナト」、「ハルキ」、「ソウタ」、「ユウト」など、女児が「アカリ」、「ヒマリ」、「メイ」、「エマ」などが続いた。

2020年:命名された赤ちゃんの読みランキング

男の子 女の子
1位 ハルト(1) ホノカ(—)
2位 ミナト(3) アカリ(4)
3位 ハルキ(6) ヒマリ(2)
4位 ソウタ(2) メイ(1)
5位 ユウト(4) エマ(6)
6位 リク(7) ユイ(3)
7位 ユイト(5) ミオ(5)
8位 アオト(9) イチカ(—)
9位 アオイ(—) アオイ(8)
10位 ヒナタ(—) ツムギ(—)

カッコ内は前年順位
「赤ちゃん本舗」調べ(前年順位は10位までを記載)

2020年:赤ちゃんの命名ランキング

男の子 女の子
主な読み 主な読み
1位 蓮(1) れん 陽葵(1) ひまり
2位 陽翔(3) はると 芽依(2) めい
3位 湊(2) みなと 陽菜(12) ひな
4位 悠真(8) ゆうま 結愛(6) ゆあ
5位 蒼(5) そう 結菜(10) ゆうな
6位 樹(5) いつき さくら(7)
7位 大翔(7) ひろと あかり(18)
8位 颯(16) そう 葵(8) あおい
9位 大和(9) やまと 紬(4) つむぎ
10位 湊斗(10) みなと 莉子(5) りこ
10位 碧(53) あおい

カッコ内は前年順位
「赤ちゃん本舗」調べ

19年ランキングの1~3位は、男児の名前が「蓮」、「湊」、「陽翔」、女児の名前が「陽葵」、「芽依」、「凛」(りん)の順。男児の読みが「ハルト」、「ソウタ」、「ミナト」、女児の読みが「メイ」、「ヒマリ」、「ユイ」の順。女児の読みの「ホノカ」以外はいずれも、19年の1位が20年にもトップを保った。特に「蓮」は、05年から今年までの計16回の調査で8度目の1位を獲得したという。

また、名付けに際して「意識したポイント」を尋ねる質問への回答は、1位「音や響き」(ひらがなでまず名前を考えた)、2位「漢字の意味やイメージ」(使いたい漢字をまず考えた)、3位「画数」(名字との相性をまず気にした)などの順となった。

今年の傾向について同社は、「コロナ禍という特別な状況にあったことが、名付けにも大きく影響している。暗いニュースが多い中、明るく照らしてくれる太陽や月、光にちなんだ名前が、男女問わず昨年からランクアップした」としている。

バナー写真:(PIXTA)

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