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コロナ流行で「家飲み」増えた : オンライン飲み会参加は26%

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コロナの流行で失われたものも多かったけれど、働き方、家族との時間の過ごし方を考え直す機会になったのかもしれない。

新型コロナの流行で、2020年は家で過ごす時間がことのほか長くなったのではないだろうか。緊急事態宣言期間中は外出の自粛が求められ、宣言解除後も、リモートワークを取り入れる企業が増えているという。

井藤漢方製薬(本社・大阪府東大阪市)が実施した「WITHコロナ時代の飲酒と健康に関する実態調査」で、コロナ流行以前と現在との飲酒に関する変化について聞いたところ、「飲酒の頻度」は全体としては大きな変化はなかった。ただ、「自宅以外で飲む機会が減った」人が7割以上となる一方で、3割の人は「自宅で飲む機会が増えた」と回答した。

家飲みが増えた理由としては、コロナ感染予防などに加えて、「楽でくつろげる」「安上り」「気を使わない」などのメリットを感じている人も多い。

「家飲み」が増えたことによって「夫婦の会話が増え、前よりも仲がよくなった」「自分好みのつまみを作り、くつろいで飲めるのを幸せに感じる」「娘が家にいる時間が長くなり、週末に飲みながらいろいろな話ができて楽しい」などの声があった。

「Zoom飲み」など、オンラインでの飲み会については、全体の26.4%が「参加した経験がある」と回答。若い世代ほど経験率が高く、20代女性では61.0%だった。オンライン飲み会のメリットとして「遠方の友人や知人と飲める」「時間を気にせず飲める」を挙げる人が多かった。一方で、「ダラダラと長い時間飲み続けて酒量が増える」との否定的な声もある。

バナー写真 : PIXTA

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