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車の維持費、過去最低に―ソニー損保調査 : 最も負担に感じるのは自動車税!

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新型コロナ流行で、外出控えも影響か。2020年はマイカー所有者の走行距離も車の維持費も前年よりも減少した。

全国のマイカー所有者を対象にソニー損保が実施した調査で、年間の走行距離は、「3000キロ超・5000キロ未満」33.1%、「5000キロ超・7000キロ以下」19.1%が多く、平均は6017キロだった。男女別では、男性6293キロ、女性5741キロで男性が552キロ長かった。年間走行距離は2014年には7200キロだったが、6年間で1200キロ近く短くなっている。

1カ月当たりの車の維持費は19年の1万2400円から1500円低くなり、調査開始以来、最も低くなった。コロナ禍による外出控えでガソリン代や外出先での駐車場代がかからなかったことも影響していると考えられる。

車の諸経費で負担に感じるものを聞いたところ、「自動車税」67.9%が最も高く、次いで、「車検・点検費」64.6%、「自動車保険料」51.6%、「ガソリン代・燃料代」50.9%が続いた。駐車場代は、都市部(45.1%)と地方(18.6%)とで25.6ポイントの開きがあった。

ガソリン価格が低下していることもあり、ガソリン代・燃料代を負担に感じる人の割合は2年連続で低下した。

ソニー損保の調査は、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳〜59歳の男女を対象にインターネットを通じて実施、1000人から有効回答を得た。

バナー写真 : PIXTA

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