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第1回目の緊急事態宣言の日、東京の新規感染は87人だった : 第1波と第3波をグラフで比較

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最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月7日の東京の新規感染者数は87人だった。あの頃、私たちは感染の恐怖におびえ、街は閑散として静まりかえり、通勤電車もガラガラだった。新型コロナウイルス感染症との戦いが1年近くになり、緊張感が薄れてはいないだろうか。2回目の緊急事態宣言前夜の21年1月7日、東京新規感染者は4月7日の31倍に当たる2447人だった。

政府は、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象にした緊急事態宣言を発令する。期間は1月8日から2月7日までの1カ月間。感染リスクが高い飲食店に対する時短営業の要請が柱で、国民に対しても、午後8時以降の不要不急の外出自粛やテレワークの活用など協力を求める。

政府による緊急事態宣言は2020年4月に続いて2回目。最初の緊急事態宣言期間を含む2カ月間と、直近の2カ月間の感染者数の推移をグラフで比較してみると、現在の状況深刻さが実感できる。

最初の緊急事態宣言前後の出来事

(ハイライト部分が緊急事態宣言期間)

2月27日 全国の小中高に臨時休校を要請
2月28日 北海道が独自の緊急事態宣言
3月11日 世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言
3月25日 小池百合子東京都知事が緊急会見で「感染爆発の重大局面」として、週末の不要不急の外出自粛要請 <この日の東京の新規感染41人>
3月30日 小池都知事、夜間の外出自粛要請  <この日の東京の新規感染12人>
4月4日 東京で初めて1日当たりの感染確認が100人を超える
4月7日 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象緊急事態宣言発出。期間は5月6日まで <この日の東京の新規感染87人>
4月8日 国内の感染者、その時点としては最多の500人超
4月10日 東京都がカラオケボックス、ナイトクラブ休業要請。居酒屋などの飲食店は午後8時(酒の提供は午後7時)までの時短営業要請  <この日の東京の新規感染199人>
4月11日 安倍首相は「警戒宣言対象地域では、オフィスの仕事は原則として自宅。出勤が必要な場合でも、最低7割は減らす」ことを求める。また、全国で夜の繁華街の接待を伴う飲食店の利用自粛呼び掛け
4月16日 緊急事態宣言を全国に拡大
13都道府県(先行の7都府県+北海道・茨城・石川・愛知・岐阜・京都)を「特定警戒都道県に指定」
4月16日 首相が全国民に一律10万円の支給を表明
4月18日 全国の感染者が累計1万人突破
5月4日 緊急事態宣言を5月31日まで延長  <この日の東京の新規感染87人>
5月7日 国内の1日の感染者数が100人下回る
5月14日 39県で緊急事態宣言解除、8都道府県(北海道・東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・兵庫)は継続  <この日の東京の新規感染30人>
5月21日 緊急事態宣言、関西は解除、首都圏と北海道継続
5月25日 緊急事態宣言、1カ月半ぶりに全国で解除 <この日の東京の新規感染8人>
6月2日 初の東京アラート発令 <この日の東京の新規感染34人>
6月19日 都道府県をまたぐ移動の自粛要請、全国で緩和

バナー写真 : 最初の緊急事態宣言が出てから1週間後、閑散とするJR渋谷駅(時事)

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